在庫管理はこうやれば成功する

在庫管理は難しくありません。

これまで100社以上の企業様に、コンサルティングや個別相談を
行ってきました。

そこには共通点がありました。
次のステップに基づいて、改善を進めれば必ず
在庫管理はうまくいき、過剰在庫・滞留在庫を減らすことができます。

在庫を見える化する

在庫管理ができていない会社が、まず自問自答
しなければいけないのが、見える化です。

見るではなくて、見えるというのがミソです。

  • 「見る」は、意識をしてみる
  • 「見える」は、意識をしなくても目に飛び込んでくる

「見る」には、意識をすることが必要なので一定のスキルや経験
を求められる場合があります。
鍛冶職人が、「炎の色を見れば今の状態が分かる」というのは、
まさに「見る」です。
一般人には、どう頑張ってもわかりません。

一方で「見える」には、経験もスキルも必要ありません。
「炎の色」をセンサーで感知し、一定の色になったら知らせる仕組み
があればどうでしょうか?
初めて、その現場に立つ人でも判断できるようになります。
これが見える化です。

在庫管理における見える化は、2つあります。

  1. 現物の見える化
  2. 情報の見える化

現物の見える化

簡単にいうと、
どこに何が置いてあるのかが分かりません。
という状態を無くすのが、現物の見える化です。

「あの担当者が分かってるから大丈夫」

というのは見える化では、ありません。

見える化は誰でも、数値または状態で分かることです。

現物の見える化は、整頓につきます。

もちろん、整頓をやるためにまず整理することから始めなければ
行けません。

情報の見える化

これは、地道に記録を取ることからスタートします。
在庫管理において、特に大切なのが入庫と出庫です。

在庫=入庫ー出庫

ですから、入庫と出庫を押さえることが一番大切な
作業です。

在庫情報を共有する

在庫は、経営から調達から倉庫、営業まで全ての部門
が関わります。
しかし、残念なことに情報は各部門で寸断されている
事が多いです。

過剰在庫の原因が、各部門の対立や腹の探り合いが
原因で起こっていることもとても多いです。

全ての部門で在庫情報を共有し、透明性を高めましょう。

在庫の精度を高める

見える化をすすめると、今まで分からなかったこと、
気付かなかったことが、数字や状態で現れてきます。

これが見える化のもう一つの効果です。

できていなかったことが分かるようになるので、
それをできるように改善していくことができるようになります。

需要予測の精度を簡単に高める方法

過剰在庫が多いので、需要予測がやりたいです。
というご相談をよく受けますが、それよりもまず在庫の精度を
高めることをお勧めします。

なぜ、過剰在庫になるのか?
それは不安だからです。
なぜ、不安になるのか?
それは、在庫数が信用できないからです。

仕入れ(発注作業)は、全て将来の見込みを立てることから
スタートします。

発注数=見込み数ー(発注残+在庫数)

発注は、今の在庫で足りなくなると思うから発注します。
その時、今の在庫が見えないと、

  • 足りなかったら困る
  • 在庫数がよくわからないから多めに

という心理が働きます。

需要予測の精度を高めるのは至難の業です。
まだ、いまだかつて完璧な需要予測は誰もできません。

一方で、正確な在庫数を把握することはどうでしょうか?

これは正確に記録をすることだけで達成できます。

まずは、難しい需要予測をやるよりも正確な在庫数

つまり情物一致を徹底的にやることです。
情物一致ができているかを計るのが、棚卸です。

棚卸差異率が5%切ることをまずは目指しましょう。

自動化・省力化

見える化が一通りできるようになってきても、
どうしてもうまくできないことがあります。

それは時間が足りない。

ということです。

数百から数千ある在庫をチェックしなければいけない訳
ですから、当然そんなことが起こります。

時間が無く、チェックが漏れたり、タイムオーバーに
なり、在庫管理が上手くいかないということはよく聞きます。

私が常々思っていてお客様に
在庫管理は手を抜いてもっと楽にしましょう

と伝えています。

しかし、在庫精度を下げてはいけません。

在庫精度を高めつつ、手を抜いて楽にする

これを実現するために必要なのが、自動化・省力化です。

例えば、発注作業をする際は、

将来、不足する可能性のある商品を見つけ、発注するかどうかを判断し、発注数を決めること
が目的になるはずです。

目的にたどり着く前の作業は、全て無価値と言ってもいいです。

「商品の発注数を決める」ための作業として、

  1. 情報を集める
  2. 集計する
  3. 不足する可能性のある商品を見つけ出す

というものがありますが、これらの作業は、全て価値がありません。
この部分を自動化・省力化します。

これを言うと自動発注まで飛躍する方もいらっしゃいますが、
自動発注は非常に危険だと私は思っています。

まずはシステムは情報を集め、集計するところにまで留めて
おくことをお勧めします。
その理由が知りたい方は、お問い合わせください

「不足する可能性のある商品を見つけ出す」ことまでであれば、
エクセルの機能で十分実現できます。
在庫管理の教科書に方法を書いています

在庫管理の頻度を高めて短縮する

在庫管理の頻度を高めることは、在庫管理の正確さを生みます。
期間が短くなればなるほど、ブレが小さくなり、そして見直す
スピードも早くなります。

計画が合いません。

という言葉をよく聞きます。

殆どの場合、月に1回しか計画を立てない。
ことが多いです。

例えば、月次の計画を週次に変える。
だけでも計画の精度はグッと上がります。

月に1回の計画だと、
1か月先のことを予測しなければいけません。

しかし、週に1回だと、
1週間先の事を予測すればいいだけです。

どちらの方が予想が当たりやすいかは明白でしょう。

天気予報でも1か月先の天気予報は当たりませんが、
1週間先の天気予報はほぼ当たります。

これと全く同じです。

また、計画の見直しも同じです。
月に1回の計画だと、1回しか見直しができません。
1年間だとたった12回です。

しかし、1週間に1回の場合、1か月で約4回の見直しが
できます。1年間で48回も見直しができます。

時間が無いから月に1回しかできない
だからこそ、自動化・省力化が必要なのです。

また、月に1回の計画とは言っても、おそらく
日々確認・調整をしているのではないでしょうか?

月次計画を週次に変え、定期的に見直すようにすれば、
日々の確認・調整も確実に減ります。

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お気軽にお問い合わせください。

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