在庫管理アドバイザーの岡本です。
在庫の悩みは古くて新しい問題と言われています。
多分、商売が始まってからずっとある問題じゃないかな?
と思います。
ところで、在庫はなぜ生まれるかご存知ですか?
在庫は、次の式で表すことができます。
在庫=入庫ー出庫・・・(A)
つまり出ていかない入ったものが手元に滞留すると
在庫になります。
滞留しなければ在庫になりません。
また、在庫は次のように表すこともできます。
在庫=需要予測-実需要・・・(B)
つまり、在庫は予想と現実が乖離した時に
生まれるものというとらえ方もあります。
AとBを組み合わせて考えてみると、
在庫は需要予測に基づいて入庫するから生まれる
という見方ができます。
いずれも入庫が問題になります。
品種が多いとか、どんな注文が来るのかわからない
というのは言い訳にしかなりません。
入庫の問題を解決する方法は、2つしかありません。
- 需要予測を止める
- 需要予測の精度を上げる
1の場合は、注文が来たら発注を出すという
方法です。
このようなことをやっている業界は、
製造業では、大型の造船、建設業など
身近な例だとオーダーメイドの服を挙げることができます。
数量限定生産品などもこれに挙げられるかもしれません。
2の場合、精度を上げる方法は次の3つです。
- 過去の実績を分析する
- 販売先から内示をもらう
- リードタイムを短くする
何もやっていないのであれば、何か手を売ってみる価値はあります。
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