在庫管理改善は、現状を把握して、改善対象の絞り
込みから始まります。
対象を絞り込み、さらに改善に取り組むと効果が
高いものを選ぶのがポイントです。

必要なデータは、各在庫の単価と出庫(出荷)データです。
これをABC分析などを使って分類します。

ABC分析をエクセルでやる方法

在庫分類マトリクス

上記のように、在庫を4つのカテゴリーに分類します。
金額は部品単価を、出庫(出荷)頻度は、毎月の出荷
数量から算出します。

どちらの全体に占める割合で算出すればいいです。

  • Aカテゴリー
    部品単価が高く、よく出庫(出荷)されているもの
  • Bカテゴリー
    部品単価は高いが、あまり出庫(出荷)されないもの
  • Cカテゴリー
    部品単価は低いが、よく出庫(出荷)されるもの
  • Dカテゴリー
    部品単価が低く、あまり出庫(出荷)もされないもの

改善に取り組む優先順序もA→B→C→Dとします。

Aカテゴリーの在庫管理改善

Aカテゴリーは、最も時間を割いて注意を払って在庫管理
しなければいけないグループです。

まずは、現在庫数をチェックし、毎日の入庫と出庫の記録を
スタートします。
次に、出荷数量から在庫数が過剰または不足気味でないかど
うかを分析します。

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過剰または不足の判断は、まずは安全在庫を基準にします。
理論値からの安全在庫は、多めになる傾向があるので、安全
在庫数は出庫・出荷の状況に応じて変えていきます。

発注方法を決めます。
重要な在庫に関しては、定期定量発注が最適です。
定期定量発注のためには需要予測が必要です。

工場にいるだけでは市場の売れ行きは感じにくいので、
販売先メーカーの協力を得たり、完成品の市場の情報を入手
して、いち早く変化に対応します。

とくにコロナ禍のような変化が激しいタイミングは迅速な対応が求められます。需給の変化が激しいときに、成功した事例を学ぶことで、在庫改善のヒントになります。

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Bグループ

会社のキャッシュフローに一番悪影響を与えている在庫です。
何らかのかたちで早く処分しなければいけません。
売れるものは、早急に売り払って処分し、売れないものは思い
切って廃却しなければいけません。

また、このグループに関しては「入庫した経緯」を入念に調査
します。
調査結果をもとに、対策を講じてそして、同じことを繰り返さ
ないようにします。

Cグループ

Aグループほど厳しい管理は必要ありません。
まずは、現在庫数と出庫数(出荷数)をチェックして、傾向を
読み取ります。
そして、在庫数が過剰または不足気味でないかどうかを分析します。

発注に手間をかける必要はないので、在庫分析の結果をもとに
不定期定量発注(発注点発注)やダブルビン発注を行います。

在庫切れを起こさないように最低限の管理を行います。

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Dグループ

売れるとわかっている在庫以外は直ちに廃却して、
在庫管理の負担を軽減します。

Bグループほどではありませんが、購入理由を追究して、
同じような在庫が生まれないようにします。

これらの活動に共通してやるべき事は、

  • 基準作り
  • 見直し

です。

基準を書面に残して明確にしておき、同じようなことが
起これば、担当者レベルで判断できるようにします。

在庫管理システムで在庫分析を実施する

在庫分析はエクセルで実施することができます。

在庫分析をはじめ在庫管理業務を効率化させたい場合には、在庫管理システムが役立ちます。

在庫管理システムの基本機能は、入出庫管理、ロケーション管理、棚卸し、顧客・販売支援、在庫分析、マスタ管理などが搭載されています。どれも手間がかかって、人為であればミスが発生する作業ではないでしょうか。

在庫管理システムを使うことによって、すべての業務が自動化できるので、時間短縮はもちろん精度を上げることが可能です。

ただし在庫管理システムは導入に失敗する企業が後を絶ちません。

とくに初めて導入する場合は、システム選びから浸透するまでのノウハウが必要です。

基本的な情報をまとめたのでお役立てください。

失敗しない在庫管理システム導入の基礎知識

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