デカップリングポイント

デカップリングポイントとは、見込み生産と受注生産の分岐点で、
在庫をどのタイミングで持つかを示したものです。

そして、リードタイムは大きく分けて、3つのパートに分かれます。

リードタイム

生産方式は、大きく分けて次の2種類があります。

  • 見込み生産:顧客からの注文を待たずに、あらかじめ生産を開始する
  • 受注生産:顧客からの注文があってから、生産を開始する。

デカップリングポイントが部品に近い上流工程に行けばいくほど、

顧客に届ける時間が長くなるため、機会損失が増える可能性があります。

デカップリングポイントが製品に近い下流工程に行けばいくほど、

在庫の種類が増え、経営を圧迫する可能性があります。

デカップリングポイントの設定によって工場の在庫の量と
顧客に届ける納品リードタイムのバランスが変わります。

生産方式

工場の都合と顧客満足

工場の都合だけ考えると、上流工程に在庫を持って、在庫量を
少なくすることが理想的で、顧客満足を考えると機会損失を少なく
して、他社に勝つために下流工程に在庫を持つことが多くなります。

一概にどちらが優れているとは言いづらく、会社の戦略や製品の
売り方によって大きく変わります。

デカップリングポイントと生産方式

主な生産方式とデカップリングポイントをご紹介します。
これを参考にして、自社の在庫の持ち方や生産方式を見直してみて下さい。

デカップリングポイントと生産方式

  • STS(Sale to Stock)在庫販売
    製品在庫を持つ。製品在庫はすでに販売店にあって、ほぼその場ですぐ顧客に手渡すことができる。(小売店にある製品全般)
  • MTS(Make to Stock)見込み生産
    製品在庫を持つ。製品在庫は、工場または物流会社、卸売業者の倉庫の中にある。
    小売店の要求に応じて製品在庫を出荷する。
    食品やボールペンなどの一般の消費財がこの生産方式が多い。
  • ATO(Assemble to Order)受注組立
    中間品が在庫。顧客から注文があったら、仕掛品を集めて製品を組み立てて出荷する。
    パソコンメーカーのデル(デル・モデル)
  • BTO(Build to Order)受注加工組立
    部品や材料が在庫。顧客からの注文があったら、在庫の部品や材料を集めて生産を開始します。製造リードタイムの短い製品や一部の受注生産
  • MTO(Make to Order)受注生産
    在庫は持たない。顧客からの注文をもらった後に、部品や材料を調達します。
    図面は用意しているため、生産できる商品をカタログや仕様書で選んでもらう。
  • ETO(Engineering to Order)受注設計生産
    在庫は持たない。顧客からの注文をもらった後に、設計を始める。部品や材料は設計終了後に調達を始める。大型の船舶や注文住宅、顧客に応じて採寸をするオーダーメイドの服などに適用されている。

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