適正在庫予実管理が一番の近道

予実管理をご存知ですか?
予定を立て、そして実績を記録し、予定と実績の違いやズレについて検証
することです。

実際に在庫管理の現場を見てみると、

  • 過去の実績や営業予測から、調達の予定は立てたが立てっぱなし。
  • 在庫や入出庫の実績は取っているが、取りっぱなし。

という状況です。

せっかくのデータを活かせていないのが現状です。

特に、商品や材料の発注は、1か月先や3か月先などかなり先の予定を
予測して発注をする事が多いので、実際にその時になると過去に立てた
計画の事は忘れてしまっています。

例えば営業の予測が良い例です。
多く在庫管理の担当者は、当たらないから当てにしない。と言います。
その理由は、「営業は豊富な品ぞろえを常に持っておきたい」
という心理があるから、過剰在庫や滞留在庫が起こりやすいです。

実際に営業担当者の予測をそのまま受け入れると、過剰在庫や滞留在庫が
たくさん発生することが多いようです。

そして、営業担当者の予測を信じて、実際に目の前で発生した過剰在庫や
滞留在庫の責任を取らされるのは、在庫管理担当者です。
営業は、数か月に言った自分の発言には責任を持ちません。

それを理由に、過去の受注実績・販売実績のデータの平均値を取って
発注数を決めることが多いようです。

しかし、営業は過去に自分の言ったことは完全に忘れて、
欠品すると烈火のごとく在庫管理の担当者を攻めます。

そして、在庫管理担当者は、目の前で起こった欠品や過剰在庫に
右往左往を繰り返しています。
本来は、この時に過去に立てた計画と実績のズレを見て、ズレの原因を
特定していくことが大切です。

予測通りに発注してみる

さて、どうすればいいのでしょうか?
一度、営業の言うとおりに発注するのも一つの方法です。
そして、実際にその時が来た時に、予測と実績のズレをチェックします。

これをすると2つの事が見えてきます。

  1. 担当者による予測品質のばらつき
    ある担当者は常に過剰気味、別の担当者はち密に計算など、担当者によって予測結果をどうやって導いているかのプロセスが違います。
  2. 顧客による差
    顧客の注文方法にもばらつきがあります。

外部との接点が一番多いのは営業です。
ただ、営業はいつも顧客対応で忙しいので、データまで見ている暇はないです。
その点、在庫管理担当者はデータを見ることができます。

営業に予定と実績のズレを伝えてあげるのが、在庫管理担当者ができる
ことです。

営業も見られている意識が働くので、適当な予測を出すのは
控えるようになります。

いずれにしても、外部の事はどんなに頑張ってもコントロールできません。

需要予測を上手にするよりも、まずは在庫管理担当者が、予実管理
行うことが適正在庫への近道です。

キーワードは「やりっぱなしを止める」ことです。
予定の立てっぱなし、実績の入力しっぱなしは、止めて予定と実績の
ズレをチェックする仕組みを作りましょう。

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