意味のある在庫と無意味の在庫

ストックとは、ある一時期において貯蔵されている
量のことをいい、
フローとは、一定期間に流れた量のことを言います。

在庫にもストックとフローがあります。

工場にある在庫には2種類の在庫があります。

1つは、意図した在庫。
もう1つは意図しない在庫(偶発在庫)。

意図した在庫とは、
在庫をしている理由を合理的にきちんと説明できる
在庫です。

例えば、お酒や味噌などは、寝かせること(エイジング)
によって、味が良くなります。

これは「味を良くするため、価値を高めるため」に意図的
に在庫していることになります。

フローには流れの他に「投資」という意味合いもあり、
意図した在庫は、フロー(流れ)の中にあるというとらえ方
ができます。

問題なのは、意図しない在庫(偶発在庫)です。

偶発在庫は、簡単に説明できません。
在庫している理由を合理的に説明できないもの
です。

  1. 1年分の材料をまとめると安いからを買った。
  2. 捨てられずに10年前の在庫がある。
  3. 欠品しないように。

1は、一見理由があるように見えます。
しかし、実際は理由にはなっていません。
例えば、その材料が調達に1か月を要し、
2週間で使い切れるものだったとします。

この場合は、発注リードタイムが制約要因
になるので、約2-3週間分の在庫が工場に
余るかもしれません。

これは正当な理由です。

一方で、「安いから」というのは、何を以て
安いというのでしょう?

おそらく、「購入費」だけだと思います。
2週間で使い切れるとすれば、約11か月分の在庫
がずっと工場に残り続けることになります。

管理費は?
品質保持費は?
劣化の廃却見込は?

これらを考慮したうえで、「安い」という根拠が
あれば、問題ありませんが多くの場合は、

「そんなこと、分からない」

ではないでしょうか?

実際には在庫管理には見えない費用がたくさん
掛かっています。

意図した在庫はどれだけあっても問題はありません。
なぜなら、それは投資であり、資金回収のめどが
立っているからです。

偶発在庫は、できる限り減らさなければいけません。
なぜなら、それは「よくわからないから」であり、
貴金回収のめどが立たないからです。

偶発在庫を減らす第一歩は、
需要予測と在庫分析です。

未来のことは分からない、
過去のことを調べても意味が無い。

売上が好調な時は良いですが、
売上が落ちた時、たちまち資金繰りに苦しくなります。

好調な時に改善を図りましょう。

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