在庫を紛失する原因とは何か?

あなたの工場では、在庫を隠していないですか?

在庫を隠すというと、
そんなことはやっていない

という答えが返ってくるのは予想通りです。

実際には、気づかずに在庫を隠してしまっています。
どれも工場でよくあるケースです。

  • 箱に入れる
  • 目線よりも高い位置に置く
  • 奥に入れる
  • 重ねて置く
  • 遠くに置く

箱に入れる

箱に入れておくと、中身が見えません。
中身が見えないと、弊害が生じます。

入っていると思っていたら、中身が無かった。
箱の存在に気づかずに、追加発注を出してしまった。

どちらも欠品や余剰在庫につながる問題です。
納入後、箱は必ず開封します。
未開封のまま格納するのは、在庫狂いに繋がります。

開封して検品をするのが、一番理想的です。
サプライヤーによっては、誤品や数量間違いがあります。
一度、検収や受け入れをしてしまうと、あとから誤りを
指摘するのはほぼ不可能です。

箱のまま保管する場合は、
箱は必ず開封して、中身が見えるようにしておきます。

どうしても開封できない事情がある場合は、
箱の上面と側面(4面)に貼り紙をしておき、箱の中に
何が、どれだけ(数量)入っているかを記載しておきます。

段ボールなどの通常の箱では中身が見えないので、中身が見える
クリアケースに入れて保管するのも一案です。

目線よりも高い位置に置く

目線より高い位置に在庫を置く場合は、要注意です。
高い位置に置くと見えづらくなります。
見えづらくなると、在庫をしっかりと探せない場合が
出てきます。

高さの目標はだいたい2mくらいが妥当です。
高い位置に在庫を置く場合は、表示を大きな文字で
ハッキリとしたものを作り、薄暗くても高齢でも
見えるようにしておきます。

奥に入れる

倉庫の奥から、探していた在庫が棚卸の時に見つかった。
これは経験があるのではないでしょうか?

奥に入れてしまうと、完全に視界から消えてしまいます。
工場や倉庫の中は、あまり明るく無い場合も多いので、
奥に入ってしまうと、さらに暗くなります。
すると、見えなくなってしまうことがよくあります。

これを回避するためには、置く数量を限定するようにします。
奥行きが余る場合は、意図的に置くに行かないように仕切りを
付けるなどの工夫を棚に施します。

重ねて置く

重ねて置くとたいていは、下にある在庫が古い日付のものです。
人は面倒くさがりなので、上にある在庫から取ろうとします。
先入先出し在庫管理の基本です。
必ず、古い在庫から使わなければいけません。

重ねておくことにも問題があります。
立てて置く、仕切りを工夫するなどしてなるべく重ねずに済む
ようにします。在庫の置く制限量を少なくすることでも回避で
きます。

例えば、在庫を置く量を1日分以下にすれば、上から取り出しても
1日以内に在庫を使い切れます。
もし、これが1か月分だと古い在庫は少なくとも1か月間は取り出さ
れません。仮に使い切るまでに次の在庫が入ってくると、さらに使わ
れずに劣化してしまう危険もあります。

遠くに置く

在庫を使う場所から遠いところに置くと管理が手薄になります。
特に外部工場を使っていて、管理を外部業者に委託している場合は
要注意です。

目の届かない在庫の管理はどうしても適当になってしまいます。
外部業者は、単に在庫の出し入れや保管を請け負っているだけですし、
自社の在庫ではないので、量の多さはあまり気にしません。

私の経験では、外部倉庫に昔の在庫がずっと眠っていたり、
一時的に保管しておいたものが、ずっと使われずに劣化したり
することがありました。

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