在庫削減の方法

在庫削減プロジェクト自体が無駄なんじゃないか?
在庫削減プロジェクトを何度やっても失敗する・・・

と思っている人も多いと思います。
あなたはどう思いますか?

在庫削減プロジェクトの失敗の原因は、大きく分けて3つあります。

  1. 全くの見当違い
    手を付けてはいけないところに手を付けてしまった場合は削減できません。
    前提の見極めが重要です。
  2. 継続できなかった
    会社の指示に従って無理にプロジェクトを進めてしまい、
    その後作った機能が運用できないとアッと言う間に元通りになります。
  3. 何も変わっていない
    本来、在庫削減は大きな変化が必要です。
    しかし、抵抗勢力によって何も変わっていない。このような在庫削減
    プロジェクトはいくらやっても成功しません。

在庫削減の方法を9つご紹介します。
主に製造業の話ですが、その他の業界にも通じます。

  1. 上流工程で在庫をもつ
  2. 部品や仕掛品の共通化
  3. 原料に近いかたちで在庫をもつ
  4. ロットを減らす
  5. リードタイムを短くする
  6. 工程をシンプルにする
  7. 発注点を決める
  8. 使用計画を立てる
  9. 製品数を減らす

9つの方法の共通点は、
種類を減らすことと日数を減らす''ことです。
これが在庫削減のポイントです。

上流工程で在庫をもって在庫を削減する

工程は下流になればなるほど、製品に近づきます。
製品に近づけば近づくほど、在庫の種類は増えていきます。

例えば部品zは、仕掛品1、仕掛品2、仕掛品3に
共通して使うものであったとします。
そして、
仕掛品1からは製品AとB、
仕掛品2からは製品CとD、
仕掛品3からは製品EとF
が作られるとします。
上流工程で在庫をもつ

普通、欠品を避けるために安全在庫をもつことが
一般的なので、製品で在庫をもつ場合は、A~Fの
6種類の製品に対してそれぞれ安全在庫を個別に設定します。

仕掛品で在庫を持つ場合は、1~3の3種類で安全在庫
個別に設定します。

部品aの場合は、部品aたった1種類で安全在庫を持つだけ
でよくなります。

部品や仕掛品の共通化

部品や仕掛品を共通化をすれば、在庫量が減ります。
以下の例だと、部品a~cの3種類を部品aの1種類に
共通化したことにより、部品点数が減り、3種類で個別に
設定していた安全在庫も1種類でよくなりました。

部品の共通化

その結果、安全在庫が減ります。
さらに部品aの購入量が120個から380個に大幅に増加
するため、仕入先に購入量の増加を理由にした部品単価の
引き下げ交渉が可能になります。

原料に近い状態で在庫をもつ

原料に近いかたちで在庫を持つと、在庫量を減らせます。
たとえば、ホースやケーブルのようなものを長さ別に買うと、
とても部品点数も数量が増えてしまいます。

しかし、ロールの状態など長い状態で買って、社内で必要な
長さにカットすれば、在庫はロールの1種類で済みます。

原材料で買う

この方法の注意点は、社内工数のアップと歩留りです。
社内で加工するので、当然作業時間が増えます。
さらに端材も出ますので、多少は廃棄が出てしまいます。

ロットを減らす

1度で購入できる数量を減らせば、在庫が減ります。
例えば、毎日10個しか使わない部品を100個ロットで
買えば、10日分の在庫になります。
工場に残る平均在庫量は、約60個です。
zaikosakugen-4.gif

しかし、50個ロットで買えば、5日分で済みます。
平均在庫量も約40個になり、約34%削減になります。
zaikosakugen-5.gif

最終的に買う数量自体は変わらないかもしれませんが、
資金効率が良くなり、キャッシュフローが改善できます。

リードタイムを短くする

毎日10個使う部品のリードタイムが10日の時は、
1回の発注で少なくとも100個買わないといけません。

しかし、リードタイムが半分の5日になれば、1回の
発注で買う量は50個で済みます。

ロットを減らすことと同じように、資金効率が
良くなり、キャッシュフローが改善できます。

工程をシンプルにする

工程が多ければ多いほど、仕掛品在庫が増えます。
作業をシンプルにして工程を少なくすれば、仕掛品在庫が
減ります。
しかも、製造リードタイムも短くなります。
製造リードタイムが短くなれば、材料調達から出荷に至るまでの
時間も短くなるので、在庫回転率が大きくなることも期待できます。

発注点を決める

無計画な発注ではなく、発注点を決めて発注をすれば、
発注量の無駄がなくなります。
発注点に到達する在庫量の把握が重要な作業です。

使用計画を立てる

使用計画を立てて、場当たり的な生産を減らせば、
無駄に作りすぎることもなくなります。

使用計画を立てることで、作るべきものだけを
作っていくようになるので、無駄な作業が減り
残業も削減できます。

製品数を減らす

売れ筋商品とは逆で、ほとんど売れない死筋商品を
思い切って、生産を中止します。
アップル社は1995年に倒産の危機に陥りましたが、
製品数を思い切って削減しました。削減した量は
全体の約97%でした。

しかし、売上自体は約50%確保できました。
それからのアップル社の快進撃はみなさんのご存知の通りです。
まさに「選択と集中」戦略の典型的な事例です。

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  2. 現品管理(3Sや整理・整頓が学べます)
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