在庫管理システムを導入しても解決しません!

在庫110番は、在庫管理にITシステムを導入しても
在庫管理の問題は解決しません。

在庫管理システムを導入すれば、在庫管理が楽になり、
在庫削減ができるというのは真っ赤なウソです。

在庫管理システムの導入自体が目的になっており、
「システムさえ導入すれば、あとは勝手にやってくれる」
と思い込みがあるからです。

在庫管理システム導入で問題は解決しないことを
裏付ける有名なエピソードがあります。

アメリカの製造業を復活させたTOC(制約条件の理論)の提唱者、
ゴールドラット博士が開発したソフト(オプト)は、導入した企業が
導入直後は劇的な効果を上げ、話題になりました。

このシステムをもっと売るために、背景にある考え方を描いた
「ザ・ゴール」を出版。全世界で450万部以上の大ベストセラー
になりました。

同時期にOPTを導入した企業からその後効果が続かず、後退
現象が起こってしまったそうです。

その一方で、「ザ・ゴール」の読者が、本に書いてあった考え
方を工場で実行したら、成果が出たと次々と報告があったそうです。

このエピソードは、OPTというとても優秀な在庫管理システム
を導入しても、それだけでは成功はしない、
1冊の本に書かれてあることを理解して実践すると効果が出た
ということを証明する実例です。

在庫管理に必要なのは、根底にある考え方です。
いくら、最新の道具を持っていても使いこなせなければ、
意味が無いのと同じです。

在庫管理システムはあくまでも道具です。
道具を使いこなし、問題を解決できるのは人間だけです。

高価なソフトを導入せずに成功した企業は、OPTの背景にある
考え方をしっかりと理解し、実行したのです。

在庫管理110番は、

  • ITソフトによる在庫管理システムに頼らない現物管理を中心
    とした在庫管理改善活動
  • 在庫管理の考え方をシステム化するためのしくみ作り

をクライアント様と一緒につくっていきます。

在庫管理110番が考えるシステムとは何か?

在庫管理110番は、システムを以下のように定義しています。

システムとは流れを理解し、本質を見極めて、基準を明確にして
誰にでも扱えるシンプルなかたちで考え方を具現化したもの

システムと聞くと、真っ先に思い浮かぶのがIT化です。
しかし、ITがさかんに使われ出したのは、ほんの10数年
くらいのことで、それよりも以前からシステムは存在しています。

ITを使わないシステムとはどんなシステムでしょうか?

一番分かりやすいのが、交通ルールです。
例えば、


信号機の青は進め、赤は止まれ。
車は左側通行、歩行者は右側通行。

非常にシンプルですが、たったこれだけの簡単な
ことが、日本の交通の秩序を守ってます。

システム=IT化ではないのです。

在庫管理110番の目指すシステムは、
小学生でも運用することができる!

  • 簡単な説明で理解できる
  • 誰にでもできる
  • シンプルな構造
  • 目で見る管理ができる
  • ミスが起こりにくい
  • 継続できるしくみ

在庫管理システムは導入してはいけません

在庫管理システムは、ソフトメーカー各社から色々な
ものが販売されています。

どれを導入すればいいのかわからない

というのが本音ではないでしょうか?

焦ってはいけません。

在庫管理システムは導入する必要はありません!

一定の条件が整わない限り、在庫管理システムソフト
は導入すべきではないと考えています。

条件を整えずに在庫管理システムを導入すると、
システムに振り回されて仕事がより忙しくなってしま
います。

在庫管理システムを導入するための条件を
チェックシートにまとめました。
メールマガジンにご登録いただくと入手できます。
在庫管理メールマガジン

在庫管理システムの失敗例

在庫管理をITで行うと、各段に利便性と効率性が
上がります。
しかし、それは問題なくうまく導入できた場合のみです。

在庫管理システムを導入したものの、

  • 操作が難しい。
  • 必要なデータが取り出せない。
  • 自社に必要な機能を備えてなかった。
  • システム維持に予想以上のコストがかかる

やりたいことが実施できなくて、システムに振り回され
かえって事務も生産が混乱してしまうという本末転倒の
悲惨な状態になることも多いようです。

一度システムを導入してしまうと、そのシステムを
外すのは非常に困難です。

楽にするはずのシステムに足を引っ張られてしまう

在庫管理システム導入の目的は、あくまでも在庫管理の
効率化や在庫のリアルタイムの把握ではないでしょうか?

在庫管理システムは、様々なケースに備えて色んな機能を
実装しています。
しかし、同じボルトやネジを作っている製造メーカーでも
規模や設備、レイアウト、生産方式など多種多様で100
社あれば、100通りの生産システムがあるといっても過
言ではありません。

  1. 現状を把握する
    在庫の問題を抱えている工場で多いのが、「一体どれだけ
    在庫があるかよくわからない」ということです。
    現状を知らずして、改善無し。
    まずは、現場で一体何が起こっているのか?を把握
    しましょう。
  2. 全体の流れを理解する
    物事には全て原因と結果があります。
    何が原因で、それが一体何を引き起こすのか?
    どんなことも原因と結果が鎖のように繋がっています。
    途中、考えられる障害や異常も含めて、流れを理解する
    ことがシステム化の第一歩です。
  3. 何がポイントになっているのかを見つける
    流れが複雑になればなるほど、1つの原因から複数の経路が
    生まれるため、流れを見失いやすくなり、求める結果が得ら
    れなくます。大切なのは、「なぜそれは起こったのか?」、
    「そもそもそれは何なのか?」をはっきりさせて、本質を
    理解します。
  4. 判断する基準を明確にする
    人が行動したり、判断をする時は、必ず基準が存在します。
    「手の感覚だけで分かる」と言っている神の手をもった職人さんでも
    ざらつきや厚みなどのちょっとした違いを見つける基準を持っている
    るのです。
    本質を見極めれば、行動や判断が「良いか、悪いか」、「進むべきか、止まるべきか」
    を決める線引きができるようになります。
  5. 考え方を具現化する
    1-3は、その仕事をずっとやり続けた人であれば、1人の頭の中で
    も完結できます。これを個人の頭の中に留めて置くと、一流の「職人」
    になります。会社でいうと「この人がいないと仕事が回らない」とい
    う状況です。考え方を具現化すると、ある特定の状況の時、どのように
    動けばよいのかが、かんたんな説明だけでできるようになります。

    これが知識や経験の共有化です。共有化した知識や経験はシステム
    になり、たとえ、一流の職人がいなくなっても会社の財産としてずっ
    と残り続けます。

在庫管理システムを導入する前にやるべきこと

在庫管理システムを導入する前に、まずは自社の在庫管理の
流れをしっかりと把握することが大切です。

そのためには、在庫管理および生産活動の4Mを徹底的に
調べます。

在庫管理と生産活動の4M

  • 作業者
  • 材料
  • 機械
  • 方法

4Mに着目して考えると必ず見えてくるものがあります。
多くの場合、技術や作業が属人化(その人にしかできない)
していたり、できない理由を勝手に作っている場合が多い
のが事実です。

4Mが複雑化している主な理由

  • その人にしかできない
  • いままでやったことない
  • いままでの方法しか知らない
  • 治具や工具が無い
  • やることが面倒くさい

その中でムダなものを削除して、シンプルな流れに変えていきます。

シンプルなしくみ作り

一流の職人の仕事はシンプルで無駄がありません。
在庫管理110番は、在庫管理システムも無駄がなくシンプルであ
るべきだと考えています。

在庫管理システム開発者は、とにかく機能を盛り込みた
がります。実際の実務をしたことがないから、机上論でとりあえず
「何でも詰め込む」ことだけを考えてしまうのです。

在庫管理システム導入のステップ

在庫管理システムを導入する時は、次のことを事前に
行っておきましょう。
事前にこれをやっておけば、在庫管理システムソフトの
導入がスムーズになります。

  1. 自社業務の流れを把握する
    システム化とは、現在、人間が行っている仕事の
    一部をパソコンに任せて自動化することです。

    そのためには業務の流れを把握して、全てを書きだせ
    るくらいにならないといけません。もちろん、業務の
    横のつながりもしっかりと把握する必要があります。
  2. 自社業務の流れをシンプルにする
    業務の中には例外的な処理や属人化した無駄がたくさん
    潜んでいます。

    例外処理が多くなればなるほど、システムはカスタマイ
    ズしなければいけなくなり、複雑になります。入力項目も
    増え、仕事が増えてしまいます。
  3. 在庫管理システム導入の目的を明確にする
    効率化できるから。というのは理由にはなりません。
    何を、どうしたいのか?を明確にして、導入反対派に
    納得してもらえるような目的が必要です。

在庫管理システムの導入

在庫管理システムを販売する会社は、あくまでもシステム
開発が専門です。製造業のプロではありません。

ITのことはわからないからよろしく
決して、相手に丸投げしてはいけません。

あなたが、システム・ITのことが分からないのと同じよう
にシステム屋も製造業のことはわからないのです。

そこで生きるのが自社の流れの把握です。
自社の在庫管理の流れをきちんと伝えると、システム屋は
希望することができる・できないの判断や代替案の提案を
してくれます。
(提案ができないシステム開発会社には依頼しない方がいいです)

流れがシンプルになればなるほど、システムは導入しやす
くなります。

あらかじめ現状を把握して、4Mの流れ理解して無駄を省
いておけば、在庫管理システムは導入しやすくなります。

シンプルだと例外作業が減るため、システムを使う
側(工場)も楽になるので、システムの操作を早く習得
することができます。

在庫管理システム導入にお悩み、または判断できない
経営者の方は、ご相談下さい。

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