在庫管理は現品管理

在庫管理の改善と言えば、在庫管理システム
導入を真っ先に思いつくのではないでしょうか?

在庫管理システムはあくまでも情報の管理であり、
在庫の管理を補助するためのものでしかありません。

在庫管理の基本現品管理です。
現品管理ができていないといくら立派な在庫管理システム
導入しても意味がありません。

現品管理は難しい事ではありません。
現品管理で大切なことは、基本に忠実に実施することです。

現品管理のテクニック

現品管理のテクニック

実際に現場で使ったノウハウをまとめました。
在庫管理アドバイザーは現場経験者の実務家です。
研究者や先生のような理論家ではありませんので、実際の現場で
役立つ事だけを書いています。

現品管理で目指すこと

現品管理では次の3つを目指して、仕組みづくりをします。

  • 間違えないこと
    在庫を扱うのは人です。先入先出し、出したものは元の場所に戻す
    などの教育が必要です。
  • 間違えにくいこと
    いくら教育をしても人間は必ず間違えます。間違えることを前提に
    間違えが起こりにくい環境を整える必要もあります。
  • 簡単であること
    現場には様々な立場や能力、経験の人がいます。
    どんな人でもすぐに理解できるシンプルで簡単な仕組み作りが必要です。

現品管理のキモになること

もっとも重要なことは、在庫を決められた場所に置くこと
です。

入庫・出庫の記録も重要ですが、まずは在庫の保管場所を
きちんと決めます。

置き場を決めるということは、3定を行うということです。
つまり、
棚を整備して、表示を作り、置き方を決めます。

置き場を整備すると、最初はキチッと守ります。
しかし、次第に崩れてきます。

置き方が崩れてくる最大の原因は、オーバフローです。
所定の置き場に置ききれなくなって、別の場所に仮置き
してしまうところから崩れていきます。

この場合は、決まった置き場には決まったものしか置かない
というルールを徹底して、方針を曲げないことが成功の
秘訣です。

しかし、オーバーフローは、必ず起こり得るリスクです。
そこで、オーバーフロー用のフリーロケーションを設定して、
期限を決めて置けるようにしておきます。

現品には必ず貼り紙をします。

現品管理には表示が必用

現品管理の貼り紙

現品には必ず貼り紙が必要です。
私は過去に何度も経験があるのですが、
「なぜ、そこに置いてあるのかが分からない在庫」
が有り、それを探し出すのに時間がすごく
かかっていました。

たった1枚、紙を貼るだけでこの手間は解消されます。

貼り紙のポイントは、
何を、誰が、いつ、どのような理由で置いた
のかがすぐに分かることです。

  1. 在庫の品目番号が貼っていること
  2. 担当者名
  3. 日付が分かること
  4. その場所にある理由
  5. 見えるように貼る
  6. 剥がれない

これらを記載することで、置いた本人以外の人が
見ても、その在庫がなぜそこに置いてあるのかがすぐに
分かります。

在庫の品目番号が貼っていること

名前を書くのではなく、部品番号など特定できるものを
記載します。
仕掛品や半製品で、固有のコードが無い場合は、
工程などを記載して出所を明らかにしておきます。

担当者名

置いた本人の名前を必ず書いておきます。
その在庫を置いた本人が、一番理由を良く知っています。
他の情報が全くなくてもいいので、必ず担当者名は
書いておきましょう。

日付が分かること

その在庫を置いた日、そして保管期限などを記載します。
期限が記載されていれば、たとえ本人がうっかり忘れても
他人から声を掛けてもらうことができます。

  1. その場所にある理由
    なぜ、その場所に置いてあるかを記載します。
    不良品なのか、所定の置き場がオーバフローしているのか、
    試作品なのか、預かり品なのか、、
    考えられる理由はたくさんありますが、置いた理由は置いた
    本人が一番良く知っているはずです。
  2. 見えるように貼る
    いくら貼り紙をしても目の届かないところに
    あっては意味がありません。
    油性マジックなどを使って大きく書き、
    倉庫であれば、倉庫の入り口や通路から見えるように
    しておきます。貼り紙も小さなメモ用紙ではなく、
    A4などの大きなものを使います。
  3. 剥がれない
    貼り紙が風で飛んだり、粘着力が弱くすぐに剥がれて
    しまうことがあります。
    せっかくの貼り紙も剥がれてしまうと意味がありません。
    しっかりと貼り付けておきます。
    もし、貼り付けられない場合は、タグなどを利用して
    結んでおきます。

不良在庫を減らし利益が出る会社を作るために

在庫管理は100社あれば100通り。
他社の話を聞いても、「うちの会社とは違う」と
思うのは当然です。

自社に合った在庫管理をやるためには、
基礎的な考え方・知識をしっかりと理解して、
自社に応用する力を身につけなければいけません。

在庫管理110番は「強い工場」作りを
支援するための在庫管理講座を開講しています。

在庫管理とは何か?
という根本に徹底的にこだわった内容で、
参加者からはシンプルで分かりやすいと
好評をいただいています。

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