製造リードタイム

製造リードタイムとは、生産に着手してから生産が
完了するまでの時間(日数)のことです。

製品の生産は複雑な経路を経ているため、製造リード
タイムを分解すると様々なリードタイムが含まれています。

製造リードタイム

製造リードタイムを大きく分けると、
工程リードタイムと作業リードタイムがあります。

工程リードタイムとは、各工程の着手から完了までの
時間で、作業リードタイムとは、工程内の各作業の
着手から完了までのリードタイムのことです。

製造リードタイムが短くなればなるほど、生産日数が
短くなるので、仕掛品が減り、納期も短くなり、部品
在庫も減らすことができます。

製造リードタイムは減らせば減らすほど効果が上がります。

製造リードタイムの無駄

製造リードタイムには、たくさんの無駄があります。

  • 手待ちの無駄
  • 運搬の無駄
  • 段取りの無駄
  • 行動の無駄
  • 歩留りの無駄

手待ちの無駄

手待ちとは、何もせずに待っている無駄のことです。
手待ちが起こってしまう原因は、前工程との連携が
悪い(ラインバランスが取れていない)ことと、作りすぎ
によることが挙げられます。

生産計画がなく、現場が自由に製品を作りすぎたり、
突発的な生産指示が多いと起こりやすい無駄です。

運搬の無駄

工程順序とラインや設備のレイアウトが合っていないと、
頻繁に動かなければいけません。
在庫はなるべく使用する工程の近くにおきます。

段取りの無駄

段取りが必要以上に多くなると、無駄な時間が増えます。
毎回決まった段取りが必要な場合は、治具を作って
段取り時間を削減します。
そもそも段取りが必要ないように設計を変更したり、
ライン設備を工夫したりすることもできます。

  • 行動の無駄
    必要のない作業や加工を行っていませんか?
    例えば、製品の加工の際に必ず生じる問題があり、
    その問題を毎回作業者が除去していたとします。
    事前に問題を取り除いておけば、そのような無駄は発生
    しません。

作業者が自分のやり方で作業をやっている場合も
無駄な作業や加工が発生しているかもしれません。

作業標準を定めて、無駄な作業や加工を減らしましょう。

  • 歩留りの無駄
    歩留り率が悪いと、生産に必要な時間が増えます。
    歩留まり率が0.7から0.8に改善しただけでも、10%の
    生産率の向上=無駄な時間の削減になります。
    歩留りとは、投入量に対する生産量の割合のことですが、
    製造リードタイムの観点から大きくとらえると、不良や
    手戻り、手直しも歩留りになります。

歩留りは、根本的な問題から発生することが多いので、
時間をかけてでも原因を追究して根本解決を図ります。

製造リードタイムは改善できる

発注リードタイムは外部(サプライヤー)との関係が
あり、自社の努力だけで解決できません。

しかし、製造リードタイムは工場だけの問題なので、
社内の努力だけで解決できます。

製造リードタイムの関連ページ