製造リードタイムをコントロールする

製造リードタイムは工場全体の在庫量を
保つうえでキモとなる部分です。

しっかりと管理すれば、工場の在庫管理は
改善できます。

標準製造リードタイムと実際の製造リードタイム
差を確認し、かい離を埋めていく作業になります。
元々設定している標準リードタイムに全く根拠がない場合は、
標準製造リードタイムを模索しながら行うことになります。

たとえば、ある製品の標準製造リードタイム(生産に着手し
てから完成するまで)が14日の場合、工場内にはその製品を
作る在庫が14日分あるのが最低限の在庫量になります。

製品Aの標準製造リードタイム=14日

欠品状態の事例)
製品Aの実際の製造リードタイム=8日
製品Aは、6日分在庫が足りていない。(慢性的な欠品状態)

余剰在庫状態の事例)
製品Aの実際の製造リードタイム=20日
製品Aは、6日分在庫が多い。(余剰在庫状態)

適正在庫の求め方は、大きく分けて2つの方法が
あります。

製造リードタイムと在庫の関係

製品の標準製造リードタイムが14日だとすると、

全工程のリードタイムを足した数字が14日になります。
そのため仕掛品の在庫数は、各工程のリードタイム分だけ
あることになります。

仕掛品の在庫が多いと、自工程または後工程の生産能力
が落ちていて、製造リードタイムが長くなっている可能
性が高い証拠です。

部品や原料の場合

  • 部品の1日当たりの必要使用数
    製品の1日当たりの出荷数×部品の使用数+安全在庫

財務諸表から求める

貸借対照表には棚卸資産という項目があります。
これを利用して、在庫回転率を求めます。
在庫回転率から在庫回転期間を求め、それが当期の
在庫日数になります。

当期在庫回転率=売上原価/(前期棚卸資産+当期棚卸資産)/2

当期在庫回転期間(月)=当期在庫回転率×12(月)

貸借対照表は、青色申告をしている事業者であれば、
必ず作成しているものなので、在庫回転期間を求めるのは
比較的簡単です。
在庫回転率を求めるとき、分子を売上原価ではなく、売上高
としている場合があります。
売上高の場合、商品の販売以外の売上も含まれるので、売上原価
のほうが妥当です。

貸借対照表から適正在庫を求める方法には
2つの大きな問題があります。

  1. 貸借対照表を作る決算時期にしか算出できない
  2. 棚卸資産に全在庫が全て混じっていること

ざっくりと見ることはできますが、一体何が問題なのかを
見ることができません。

他に調べる手段がないのであれば仕方ないですが、
大まかにしか見ることができないので、改善に使うのは
とても難しいのであまりお勧めできません。

製造リードタイムから求める

製品自体の製造リードタイムを算出します。
このリードタイムを算出するためには、在庫量を常に
把握していなければいけません。

在庫量さえ把握していれば製造リードタイムは簡単に
算出できます。

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