需要予測の重要性

製造業は、卸売業者や販売店が顧客のことが
多く、最終的な消費者や市場との距離が遠いこと
が多いのが事実です。

小売業やサービス業は、目の前にお客がいるので、
常に接して会話や動きを観察することで無意識の
うちに需要予測をしています。

一方、製造業が向き合うのは、部品や機械です。
消費者や市場とは一切向き合いません。

これが、製造業の在庫を増やす原因にもなっています。

在庫=入庫―出庫

とご説明しましたが、

在庫=需要予測ー実需要

と置き換えることも可能です。

つまり、需要予測と実需用の差を減らせば在庫は減るのです。

需要予測の方法

製造業の需要予測には主に3つの方法があります。

在庫分析をする

在庫分析は過去のデータから未来を予測する方法です。

過去のデータを見ても分からない
過去のデータは当てにならない

ということを聞きますが、それは真っ直ぐな方法でしか
データを見ていないからです。

在庫そのものの動きの他に、顧客や季節などの情報を
組み合わせることで、市場の動きの傾向が見えてきます。

すると、新製品などにも応用ができます。

一番良い例がコンビニです。
コンビニ年齢や天気のデータを細かく蓄積しています。

どんな天気の時に、どんな年齢の人が、何を買ったのか?
時間帯まで把握すれば、限られたスペースを活かすことが
できます。

例えば、弁当。
ランチの時間帯に売れるのは当然です。
しかし、弁当にも種類があります。
男性が買う弁当、女性が買う弁当。

それぞれ違いがあるはずです。

これらもデータをとり、分析をすると傾向が見えてきます。

傾向が見えれば、ターゲットが分かってくるので、
その地域にどんな人がいるか調べれば、新規出店や在庫量
もある程度絞り込むことができます。

取引先からの内示

製造業で多いのは、内示と呼ばれる取引先からの
発注予定情報です。
取引先も生産計画を作りますので、部品をいつ使うのか
という計画は持っているはずです。

この場合は、取引先の需要予測の精度がカギになります。
需要予測精度が低ければ、それを基に発注計画を
作っても、外れが多いので意味がありません。

内示と実際の発注の差をモニタリングして、需要予測の
精度を調べてみましょう。

需要予測精度 = 実際の発注量 ÷ 内示数 × 100

となります。

市場情報

最も良いのは、最終製品を使っている市場の情報を
得ることです。

例えば、車の部品を作っているのであれば、
自動車の販売台数や部品が組み込まれたパーツショップの
販売数です。

部品表の考え方があれば、このデータを展開することで、
部品の実需量まで落とし込むことができます。

このデータが最も信頼性が高いといえます。

入手方法は、最終製品を扱っている店舗から情報をもらう、
業界団体の発表している情報を入手する、国や県、市町村などの
統計データを見るなど、様々な方法があります。

不良在庫を減らし利益が出る会社を作るために

在庫管理は100社あれば100通り。
他社の話を聞いても、「うちの会社とは違う」と
思うのは当然です。

自社に合った在庫管理をやるためには、
基礎的な考え方・知識をしっかりと理解して、
自社に応用する力を身につけなければいけません。

在庫管理110番は「強い工場」作りを
支援するための在庫管理講座を開講しています。

在庫管理とは何か?
という根本に徹底的にこだわった内容で、
参加者からはシンプルで分かりやすいと
好評をいただいています。

在庫管理に学びの場を!

在庫管理改善支援センターは、在庫管理に解決策が見出せず
お悩みの経営者、担当者向けに「学びの場」を2つご用意しました。

在庫管理講座に行く時間が無い方
ご自宅で学びたい方に
在庫管理の教科書のご案内

講師から直接学びたい方に
短期間で学びたい方に
在庫管理セミナー



需要予測の重要性