PSI管理とは?

PSI管理とは、仕入(製造)、在庫、販売のプロセスを
適切に行うための管理手法です。

ソニーを始めとするエレクトロニクス業界では、
一般的に使われている手法ですがまだその他の業界では
活用が限定されているようです。

PSI管理はどんな業界でも使える!

実際にPSI管理を現場で使ってみると、いわゆる在庫を扱う
業種であれば、製造業ではなくても、小売業や卸売業のでも
幅広く応用できる役立つ管理手法だと感じました。

高価なシステムは不要

PSI管理に関するシステムがシステム会社各社から発売されていますが、
スタートアップであれば、専用のシステムが無くてもエクセルだけで
PSI管理の仕組みが構築できます。

安価で手軽にも関わらず、PSI管理は欠品や過剰在庫などの
在庫管理に悩む企業にとって、強力なソリューションです。

PSI管理はキャッシュフロー(資金繰り)の改善ができる

PSI管理でキャッシュフロー改善
PSI管理は、業務プロセスの管理だけではなく、キャッシュフローの
改善も期待できる管理手法です。

PSI管理は、単に現場のオペレーションフローの管理・改善だけではなく、
キャッシュフローとも密接な関係にあるからです。

通常、現場と経営では見る目線が違うので、お互いが理解し合えない
という問題がありますが、PSI管理は経営から現場まで、同じ指標で
管理できるので、見る目線が共通なので一気通貫で管理できます。

本来のPSI管理ができていない企業が多い

PSI管理を導入しているという企業も、実は「やっている気」
になっているだけで、実は本来のPSI管理ができていない企業が多いようです。

PSI管理はシステム会社各社が、盛んにPRしていますが、
ツールとして導入されているだけで、活用できていません。

PSI管理を活用できていない企業の特徴

PSI管理を担当者が仕入れ(生産)計画を作るための
材料仕入れや生産品の決定にのみ使っている場合は要注意です。

PSI管理システムを導入しても、担当者任せにしており、
全社的な展開ができていない企業は多いのではないでしょうか?

PSI管理システムを導入しても、結果が伴わない企業が多い理由

アビームコンサルティングの調査によると、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)は、
導入した企業の9割近くが思うような成果を上げられていないとの結果を報告しています。(出所:日経ビジネス 2019年11月11日 RPA/AIビジネスカンファレンス2019 Fallを参考に改編)

その原因は、担当者レベルで取り組み「現場型」のアプローチにあると指摘しています。そのために、全社的な視点を持ってルール・制度の改革まで踏み込んで、業務の課題を発見する事であると分析されています。

PSI管理もまさにRPAと同じ問題が起こっています。
不適切なPSI管理を行うと、改善どころか問題が起きてしまう
事も珍しくありません。

不適切なPSI管理によって起こる様々な問題

PSI管理を導入しても、不適切なPSI管理だと改善ではなく問題が
起こります。経験上、次のような問題が起こります。

  • 欠品を避けるため仕入(生産)量を多くしてしまう
    販売が予測を下回ると、在庫が増える原因になる。
    本来の適切なPSI管理を行えば、在庫を減らせます。
  • 滞留・過剰在庫が増える
    生産・販売中の商品のみにPSI管理をやっていると、在庫は放置され、製造責任、販売責任が不明確になったまま滞留在庫となり、評価損が発生します。
    本来の適切なPSI管理を行えば、滞留品在庫も管理できるようになります
  • うまくいく商品といかない商品が混在する
    PSI管理を担当者任せにすると全体が見えず、本来PSI管理でできるはずの全体評価ができません。
    本来の適切なPSI管理を行えば、ひとつの部署で使った指標がそのまま他部署でも使えるので全体評価できます。
  • 数量ベースでのみ評価している。
    社内でPSIツールを導入したが、経営上の効果が見えない。無駄な投資ではないか、問題視される
    本来の適切なPSI管理を行えば、現場の管理が経営判断にそのままダイレクトにつながります。

PSI管理の本来のメリット

本来の適切なPSI管理をやれば、様々なメリットが得られます。
経営面・実務面、それぞれのメリットの一部をご紹介します。
  

経営面のメリット

PSI管理の経営面のメリット
指標をそのまま金額換算できます。
金額換算すれば、いつ、どれだけ仕入・生産、販売、在庫するかを金額で可視可されるので、経営視点からリスクの早期発見が可能になる。

滞留商品・個別商品の動きもキャッチできる

また、仕入や生産を終了した商品に対しても、状況を把握できるため、経営視点から営業、在庫管理の関係者にアラートをだせるようになります。

どの商品が問題あるか、金額と数量の両方から確認できるため、担当組織に対して適宜、アドバイスができるようになります。

PSI管理は計画に落としこめます。

実績と計画の予実対比ができるので、管理会計としても活用できる。
PSI管理の経営面のメリット

実務面のメリット

数値で客観的に管理されるので、実務者のKKD(勘、経験、度胸)に左右されることなく、客観的な状態からの判断が可能になる。

仕入、生産数量の決定もKKDではなく、客観的数値をベースに決定できるようになり、要因分析が可能になる。
さらに、PSI管理を計画に組み込むと、計画、見込み、実績のそれぞれが対比
できます。流れが見えるようになるため、計画の修正が効率的にできます。

商品ライフサイクルの在庫管理が可能

商品のライフサイクルと在庫管理
商品ひとつひとつにライフサイクルが必ずあります。PSI管理を行えば、その商品が一体どのライフステージにあるのかをキャッチできます。
適切な手を打てるようになります。

問題解決PDCAを実践できる

問題解決PDCA
PSI管理を実施すると、問題が数値として見えるようになります。
問題発見(P)→ 見える化(D)→ 問題解決(C)→ 確認(A)

PSI管理をもっと知りたい、導入したい

高井先生はソニーにて、実際にPSI管理を行い、多数のご経験を積まれ
実績を残されています。
PSI管理についてご興味を持ち、
もっと知りたい、導入したいというかたはお気軽にお問い合わせください。

高井先生へのご相談、お問い合わせはこちら