私はこれまでの経験から、在庫管理は3段階に分けて実施するべきだと
考えています。
それが岡本式3ステップ在庫管理です。
岡本式3ステップ在庫管理は次の3つから成り立っています。
- 現状在庫管理
- 適正在庫管理
- 在庫削減
この3つの段階を経ることで、崩れることの無いしっかりとした
在庫管理の土台を作り上げます。
ここで築き上げた仕組みは、時代の流れに左右されず普遍的な
ものです。
現状在庫管理
在庫管理がうまくいっていない工場は、在庫に対する理解
が足りません。
まずは、在庫を正しく扱えるようになることがスタートです。
適正在庫管理
在庫は時間そのものです。
全く同じものを生産していても会社の戦略によって、適正在庫量は
変わります。それに応じて、材料の仕入れ方、生産の方法、販売の仕方などを改善します。
トップが会社の立ち位置をどう定めるかが、適正在庫を決めるカギになります。
在庫削減
一般的に行われている在庫削減活動は私にとっては、真の在庫削減活動
ではないと考えています。在庫削減にはかなりの思い切った決断が必要です。
これまでの販売方法の見直し、取引先との付き合い方、製品の設計思想など
大決断が必要になります。