エクセルだけでできる!現場のための在庫分析研修

在庫分析研修

自社の生データを自分達で在庫分析できるようになる!

 

あなたの会社には販売や仕入、生産・・・といった日々の業務活動で生データを蓄積し続けているはずです。

生データはあなたの会社でしか活用できない貴重な財産です。活用できていますか?

 

在庫管理110番がコンサルティングで支援した会社様のデータを分析すると、自分達のデータにもかかわらず、「そんなことになっていたんですか!!」と、今までずっと今気づかなかった事実に驚かれることが多いです。

それがあぶり出せるのが在庫分析です。

在庫分析を学べば、生データの背景に隠れているヒントを見つけ、適正在庫や在庫削減につなげることができるようになります。

ひとつでも当てはまれば、研修を受講する価値あります!
  • 在庫削減
    • とにかく減らしたいけど、目標金額の決め方が分からない
    • どこから手を付ければ良いか分からない。
  • 適正在庫
    • 自社の適正在庫を決める公式を作りたい
    • 適正在庫を維持、見直しのために分析したい
  • 業務効率アップ
    • 発注を自動化、省力化したい
    • 短時間で在庫分析できるようにしたい
  • 会社の目標や課題を現場に落とし込みたい
    • 経営と直結するKPIや目標値・指標を作りたい
    • 現場の改善がどれだけ会社に貢献できるのかを見える化したい

在庫分析研修を受けた会社の感想

研修を受講した会社(製造業、従業員数119名)の感想をご紹介します。

 

研修の受講を決めたきっかけ(長年の課題)

現在、製品在庫と製造スケジュールの見える化を進めております。

実施したいのは、品質管理課、生産管理課の担当にてエクセルでダッシュボードを作成することで、2月初旬には完成させる方向で考えてます。

そのため、エクセルを使ってデータ見える化・一元管理を行いたいと考えておりますが、エクセル作成、データ分析に関する知識等がありません。

先日、セミナー内で拝見いたしましたエクセル表でのデータ見える化一元管理を行いたいと考えております。
3カ月の研修を終えた感想
  • 自分達のデータなのに、岡本先生からの具体的に掘り下げていく質問に答えられない場面が何度かあり、情報不足を痛感した。データに基づいて深堀りしていく方法を学べてよかった。
  • これまでは、全製品一律で過去実績に基づいて、発注数を決めていたが、全製品が同じ条件で在庫管理するのではなく、それぞれの前提条件に基づいて管理が必要と知ることができた。
  • データ分析といえば統計学などの専門知識が必要だと思っていたが、むしろ全然不要で、現場の経験や勘が活かせることにも気が付いた。

エクセルだけでOK!担当者が在庫分析ができるようになる

ビジネスデータ分析には、一切不要な要素

「データは21世紀の石油」と言われるほど、重要性が増しています。

昔に比べて、安価なシステムやIoTの普及でデータは取りやすく、蓄積しやすくなりました。

しかし、データを貯めるだけ、グラフを作ってみるだけで、データを活かすということができていないのが現実ではないでしょうか?その背景には、データ分析は専門知識が必要で難しい・・・といった心理的なハードルがあります。

しかし、データ分析といえば統計学などの専門知識が必要だと思われがちですが、むしろ全然不要で、現場の経験や勘が活かせます
現場の経験や勘による「何となく」が、在庫分析ができるようになれば、客観的な事実(データ)としてハッキリと見えるようになります。

在庫分析は現場の経験・勘×エクセルが最適

現場のための在庫分析の進め方

 

日々業務に取り組んでいる担当者は、

  • あの時はこんなことがあった
  • あの取引先は、この時期○○だから

ということをある程度覚えているのではないでしょうか?

実は、この経験と勘が在庫分析に最も重要な要素です。なぜなら、それが適正在庫や在庫削減の手掛かりになるからです。

 

現場の経験と勘を活かしたエクセルによる分析の活用事例で有名な成功例は、ワークマンの「エクセル経営」です。

エクセル経営を主導した土屋専務は、エクセルの良さを次のように語っています。

自分の頭で考えるようになることですね。使い勝手がよくて、いろいろな関数を使って簡単に仮説検証ができますから。会社のデータベースだけだと定型しかないし、汎用性がない。AIも便利ですが、結果が出るまでのプロセスがブラックボックスになっていて、微調整がききません。現場での仮説検証のために、エクセルで分析ツールを作るところからやると、頭の働きが固定化されず、自由な切り口の分析で新しい発想が生まれます。奥が深い草の根分析ツールだと思います。

引用元:ワークマンを躍進させた「草の根データ分析」

 

自社の生データを自分達で在庫分析できるようになる!

在庫管理110番の在庫分析研修の特徴と内容

この研修を受講すると、実際に業務を行っている管理者や担当や自身がエクセルで在庫分析ができるようになります。

在庫管理110番の在庫分析研修の特徴
  • 専門ソフト不要:エクセルを使用します。
  • 専門知識不要:難しい統計学や数学の知識、プログラミングの知識も一切不要です。
  • 業務に直結: 自社の実際のデータを使用して研修を行うため、研修内容がすぐに業務に直結します。
  • 業務効率化:エクセルの作業効率も考慮し、ビジュアル化や自動化までを含む在庫分析手法を段階的に学べます。
  • その場で解決:対面研修なのでその場で疑問を解消し、講師から直接指導を受けることができます。

本研修では、VBA等のプログラミングや統計学の知識は一切不要なのでご安心ください。

在庫分析研修の内容

研修期間は3か月、データの扱い方から実際の生データを使った在庫分析まで、現場でそのまま役立つ内容です。

基礎から応用まで座学と実習を織り交ぜて実施します。

在庫分析研修の内容

【事例】在庫分析研修の成果

研修では、今ある課題の原因や解決のヒントを自社の生データから読み解くための分析の切り口となる考え方や視点が身につきます。

在庫分析によって今まで気づかなかった事実が見つかり、その後の施策やルール改善につながった成果を4つご紹介します。

  1. 現場の経験を活かして原因を特定し、値上げ・値下げの運用ルールを構築
  2. データをまとめる時間を96%削減して効率化
  3. 会議が「とりあえず報告で乗り切る」から「より良くするための議論」する場へと変わった
  4. 必ず分析によって、商品カテゴリーごとで季節による在庫の持ち方や発注量を決められるようになった

現場の経験を活かして原因を特定しルールを変更

現場の経験がデータの読み解きに活きた事例です。

昨年の8月に大量の欠品がでたということで分析してみました。

データの急増と急減

まず、年による傾向を見るために2022年度と2023年度を比較した時系列グラフを作成しました。

すると、2022年と2023年は、傾向が一致していません。通常であれば、傾向が違うからまだ分からないと結論づけてしまう可能性があります。

 

このデータの注目点は、2202年8月に受注がこれまでにないくらい急増し、翌月の9月に受注が急減していることです。

この点を、弊社のコンサルタントが「過去の実績に無いような急増と急減が2か月のうちに起きています。何かありましたか?」と質問をすると、現場の人は少し考えてに「そういえば、これは値上げ前の駆け込み需要ですね」とすぐに答えが返ってきました。

なぜ起こってしまったのかを遡ると、値下げをすると決めた企画部とその方針を知らずに過去の実績をそのまま使って発注した購買部のコミュニケーションミスでした。

この分析結果を受けて、値上げを行う際には必ず調達リードタイムを考慮したうえで、企画を上げて合意の下で発注するというルールが出来上がりました。

この在庫分析の重要なポイント

  • 年度別にデータを比較した
  • 需要の傾向が年度で一致していない
  • 通常ではありえない急増と急減

データをまとめる時間を約96%削減して効率化

データをまとめる(集計)などの時間をエクセルの機能を使って、約96%削減した事例です。

データをまとめるのに時間がかかる、その結果、やるべきことがやれていないという例はとても多いです。

 

よくある相談例は、月に1回しか発注ができていない理由が、ロットや最低発注数(MOQ)の問題ではなく、

実はデータをまとめるのに時間がかかるから・・・といったようなことです。

 

この会社では、月次集計を作成するのに、システムからデータを取り出して、加工して、2時間以上かかっていました。

しかし、苦労して作ったデータは見るだけ・・・何のためにやっているのか分かりませんでした。

そこで、データベースの基本を守ってデータを保管し、さらにパワークエリとピボットテーブルを活用して、データの加工や集計・分析を行いました。

データの集計・分析は「その結果から何を読み取るのか」という役割を明確にして、意味のあるものしか作らないようにしました。

その結果、でき上ったのは、13を超えるグラフと集計表、分析結果です。

データ集計作業の時短

これまで120分かかっていた資料作成が、わずか5分で作成できるようになりました。

そのため、分析結果をじっくりと読み込んだり、別の切り口で分析して検証する余裕が生まれました。

さらに、これまで月に1回しか作っていませんでしたが、短時間で作れるようになったため、気になった時に分析できるようになり、見直しや軌道修正が素早く行えるようになりました。

この在庫分析の重要なポイント

  • データの基本を守って保管
  • エクセルの機能をフル活用
  • 成果物(集計表や分析表)から何を読み取るのかを明確にする
  • 短時間でできるようになったので、気になった時にいつでも分析できるようになった

会議が「報告だけ」から「議論」の場になった

月末や月初に、1か月間の結果や進捗などを会議している会社は多いと思います。

しかし、「とりあえず報告するだけ」になっていませんか?

会議に意味を持たせ、次月以降の行動につなげた事例です。

 

そして、研修を受けることで担当者たち全員が、在庫分析の考え方や分析の切り口の見方を身につけました。

その結果、毎月行っていた会議が、「とりあえず報告する場」ではなく、「より良くするためにどうすれば良いか議論する場」になり活発な意見がでるようになりました。

意味のある活発な会議

分析結果から何を読み取って行動するのか?を改めて考え直す「仮説⇒行動⇒検証⇒改善」といった好循環になりました。

この在庫分析の重要なポイント

  • 会議が傍観や批判の場ではなく、前向きな議論の場になった
  • 会議が短時間で終わるようになった
  • 数字をもとにした会話が定着した

思い込みに気づき、季節ごとに適切な発注量・安全在庫に

現場の経験と勘が思い込みだった・・・ということに気づいた事例です。

 

研修を受けた会社は、夏に売上が伸びる傾向のある会社です。

担当者は、すべての商品カテゴリーで夏に販売数が増えるだろうと思い、一律で発注数を増やし安全在庫を積み増していました。

しかし、過剰在庫や滞留在庫が発生しているという課題があったため、在庫分析研修で、商品カテゴリー別に販売数を分析してみたところ、ある商品カテゴリーが夏に向けて販売数が減少し冬に販売数が増えることがわかりました。

販売数の季節変動分析

実は、このカテゴリーの商品は、冬に欠品が多かったのですが、「たまたま多かったんだろう」といつもそのままスルーしていました。

データを見ると、その考えは担当者の「思い込み」だということが分かりました。

この結果を受けて、夏に全商品の在庫を積み増すという方針を修正し、カテゴリー別に在庫の持ち方を変えることにしました。

冬の欠品が大幅に減少し、売上増につながりました。さらに、8月は過剰在庫気味になっていましたが、発注と在庫の持ち方の見直しを改善したため、結果的にキャッシュフローも改善しました。

 

この在庫分析の重要なポイント

  • 意外と自分たちの思い込みが多いことに気づけた
  • 「「切り口」が身についたので、自分の疑問を数字で分析できるようになった
  • 数字をもとにした会話が定着した

日頃のちょっとした疑問を自分で考え分析できるようになる

在庫分析ができるようになれば、従業員が日々の仕事のなかで感じた「こんなことがわかればいいのに」、「もしかするとこんなことが原因なのかも?」といった漠然とした問題意識や疑問を分析できるようになります。

「エクセル経営」を実践しているワークマンでは次のような取り組みで、売上機会の損失と業務効率を両立させています。

店舗での発注作業に役立つ「機会ロス製品発見ツール」といったものが社員の手で生まれました。そのエクセルに店の番号をいれると、周りの店で売れているのにその店だけ入荷していない売れ筋製品が上位60まで表示されるんです。その売れ筋があれば本来どのくらい売れたはずかという、機会損失まで出てくる。店長はそのツールを使って、品ぞろえを改善します。本来、SVが個別に店を回っておこなっていた仕事が、一気に効率化されました。

あとはカニバリ(共食い)発見ツールも生まれました。特定の商品のコードをいれると、その商品と顧客層がかぶってロスになっている製品が出てくるものです。

引用元:ワークマンを躍進させた「草の根データ分析」

 

企業にとって大切なのは、難しい数式から得られた訳の分からない結果ではありません。

必要なのは、在庫管理に役立つデータ分析、欠品の予防、在庫削減に直結することです。

自社の生データを自分達で在庫分析できるようになる!

講師のご紹介

在庫管理アドバイザー著書・寄稿・研修実績_代表者岡本茂靖_在庫管理110番

講師: 岡本 茂靖(瀬戸内scm株式会社 代表取締役)

在庫管理110番は、これまで500社以上の相談やコンサルティングを行ってきました。

 

略歴: 三重大学生物資源学部卒業後、建設コンサルタントを経て、住友重機械系列のメーカーで生産管理を担当。現在は在庫管理アドバイザーとして、コンサルティングやセミナー講師として活躍中。

実績: 著書「経費15%削減在庫管理術」でAmazonランキング1位を獲得、大阪府工業協会や中小企業大学校の講師等も拝命。

実績や略歴はこちら

在庫分析研修のご相談・お問い合わせ

エクセルでできる、現場のための在庫分析研修のご相談・お問い合わせ・お申込みは下記のフォームからお願いします。

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    よくある質問

    研修についてよくあるご質問をまとめました。

     

    Q1: エクセル初心者でも研修についていけますか?

    はい、問題ありません。

    簡単な関数(SUM関数等)が使える程度で大丈夫です。研修はエクセルの基本から始め、徐々に応用へ進む構成です。

    Q2: 研修にはどのような準備が必要ですか?

    必要なのは、Windowsパソコンとエクセル、自社のデータです。※データは2年分以上が理想的です。

    Q3: 研修期間の変更は可能ですか?

    はい、調整可能です。

    ただし、最短で3か月以上~6か月以内としてください。(※研修期間を長くした場合は、『課題』を出し、分析の定着をより強固できます。)

    Q4:実際のデータを使っても問題ないですか?

    研修ではサンプルデータではなく、あなたの会社に蓄積された実際のデータを使って進めます。研修内容をそのまま業務に生かせるようになってます。

    Q5:研修後もサポートはありますか?

    はい、研修後1か月間のサポートを提供します。

    1か月以上のサポートをご希望の場合は、ご相談ください。

    Q6:在庫管理コンサルティングに研修を盛り込めますか?

    はい、もちろん大丈夫です。

    在庫管理コンサルティングの場合は、より総合的な視点から取り組んでいただくことができます。

    Q7:データが無くても研修できますか?

    申し訳ありません、受講できるのはデータを持っている会社様です。

    自社データが無い場合は、研修できません。

    自社の課題や普段思っているをデータから紐解いていくので、サンプルデータですと、「自分事」としてとらえにくいため身につきづらく業務に役立てません。

    Q8:企業ではなく、個人でも受講できますか?

    可能です。

    自社の生データを自分達で在庫分析できるようになる!

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