エクセルだけでできる!中小企業のためのデータ分析研修

エクセルだけでできるデータ分析研修

データ分析の役割はデータの背景に隠れているヒントを見つけ、仮説を立て判断や意思決定に生かすことです。

あなたの会社にあるデータは、気づいていない事実が隠れている財産です。

弊社ではコンサルティングに入らせていただいた会社様のデータを分析させていただく機会も多いのですが、自分達のデータにもかかわらず

「そんなことになっていたんですか!!」

と、今までずっと今気づかなかった事実に驚かれることが多いです。

 

もし、こんなお悩みがあればお勧めです!
  • 会議で出てくる「グラフや集計」が見るだけ、報告するだけになっていて、次月の行動や改善に活かせていない
  • システムにデータはたくさん貯まっているけど、活用の仕方が分からない
  • 集計やデータの取りまとめにいつも時間がかかっている
  • 担当者レベルでデータ分析をできるようになってほしい
  • 経験と勘だけに頼らず、データを使って効果的な意思決定や効率的に判断・行動したい

自社のデータを自分達で分析できるようになる!

エクセルで十分!専門知識・高度な人材・高価なBIツールは一切不要

ビジネスデータ分析には、一切不要な要素

「データは21世紀の石油」と言われるほど、重要性が増しています。

昔に比べて、安価なシステムやIoTの普及でデータは取りやすく、蓄積しやすくなりました。

しかし、データを貯めるだけ、グラフを作ってみるだけで、データを活かすということができていないのが現実ではないでしょうか?その背景には、データ分析は専門知識が必要で難しい・・・といった心理的なハードルがあります。

データ分析と聞くと、データサイエンティストのような高度な技術を持つ人材、統計学のような専門的な知識、そして分析専用ソフト(BIツール)が必要と思っていませんか?

実は、実際にそれらは全く不要です。

 

なぜなら、研究したり高度な予測モデル構築をすることが目的ではないからです。

時間をかけて突き詰め続けるよりも、ビジネスに求められるのはスピード感です。

データ分析ができるようになれば、客観的な事実に基づいて、意思決定を行い行動ができるようになります。

中小企業のデータ分析は従業員の経験、現場の勘が役立つ

中小企業に必要なデータ分析

ビジネスではデータ分析はスピード感が必要です。

研究者のように時間をかけて分析をしている余裕はありません。

 

実は、そのスピード感に従業員の勘と経験がとても役立ちます。

仕事で役立つデータ分析では、データの裏側にある事実を知っていることがとても重要な要素になります。

 

日々業務に当たっている人は、「あの時はこんなことがあった」ということをある程度覚えているのではないでしょうか?

実は、これが現場の人が自らデータ分析ができるようになる最大の利点です。

 

 

自社のデータを見てもらうため、外部のデータ分析を雇ってもムダ金になります。

なぜなら、外部の専門家は数値を見ることができますが、その背景は数値からしか分かりません。

私のコンサルティング先で次のようなデータがありました。

データの急増と急減

8月に受注が急増(過去2年間で最高値)、その翌月に受注が急減(過去2年間で最低値)しています。

外部の人間は見ただけでは理由が分からず、さらに分析をする必要があります。

しかし、担当者はこの結果を見て即座に「これは値上げ前の駆け込みですね」とすぐに結果の意味がわかりました。この事例のように、現場の経験や勘はデータ分析のスピード感を高めるうえでとても重要だということが分かると思います。

 

この研修を受講すれば、現場の人が身近なソフトであるエクセルを使ってデータ分析ができるようになります。

実務を担当する人が、データ分析の手法・切り口・結果の読み解き方の見方さえ身に着ければ良いのです。

専門家はデータを適切に扱うことはできますが、データの裏側に隠れている事実は分かりません。

一方、現場の人は日々の業務で培った経験のおかげで、データの裏側に隠れている事実や原因を推定、特定できることが多いです。

現場の経験と勘を活かしたエクセルによるデータ分析の活用事例で有名な成功例は、ワークマンの「エクセル経営」です。

たとえば、店舗での発注作業に役立つ「機会ロス製品発見ツール」といったものが社員の手で生まれました。そのエクセルに店の番号をいれると、周りの店で売れているのにその店だけ入荷していない売れ筋製品が上位60まで表示されるんです。その売れ筋があれば本来どのくらい売れたはずかという、機会損失まで出てくる。店長はそのツールを使って、品ぞろえを改善します。本来、SVが個別に店を回っておこなっていた仕事が、一気に効率化されました。

あとはカニバリ(共食い)発見ツールも生まれました。特定の商品のコードをいれると、その商品と顧客層がかぶってロスになっている製品が出てくるものです。

引用元:ワークマンを躍進させた「草の根データ分析」

在庫管理110番は、これまで500社以上の相談やコンサルティングを行ってきました。従業員の皆様は日々の業務で経験と勘を蓄積しています。

その経験と勘を活かしたデータ分析のやり方や考え方を知らないだけです。

現場の人は、やり方や考え方さえ学べば、自分達で課題解決、目標達成に必要なものを生み出す力を持っています。

中小企業に必要なのは判断と行動に直結するデータ分析

企業にとって大切なのは、難しい数式から得られた訳の分からない結果ではありません。

必要なのは、仕事に役立つデータ分析、つまり判断や行動に直結することです。

  • 日頃の業務で培った経験と勘をデータで裏付けること
  • 思い込みをデータという客観的な事実で拭い去ること
  • 施策や行動の結果をデータで検証し、良かった点・課題を洗い出しより良い施策や行動に繋げること

在庫管理110番のデータ分析研修の特徴

この研修を受講すると、実際に業務を行っている管理者や担当や自身がエクセルを使ってデータ分析ができるようになります。

在庫管理110番のデータ分析研修の特徴
  • 専門ソフト不要:エクセルを使用します。
  • 専門知識不要:難しい統計学や数学の知識、プログラミングの知識も一切不要です。
  • 業務に直結: 自社の実際のデータを使用して研修を行うため、研修内容がすぐに業務に直結します。
  • 効率化:エクセルの作業効率も考慮し、ビジュアル化や自動化までを含むデータ分析手法を段階的に学べます。
  • その場で解決:対面研修なのでその場で疑問を解消し、講師から直接指導を受けることができます。

受講した会社の感想

研修を受講した会社の感想をご紹介します。

 

受講前の課題(お問い合わせ内容)

現在、製品在庫と製造スケジュールの見える化を進めております。

実施したいのは、品質管理課、生産管理課の担当にてエクセルでダッシュボードを作成することで、2月初旬には完成させる方向で考えてます。

そのため、エクセルを使ってデータ見える化・一元管理を行いたいと考えておりますが、エクセル作成、データ分析に関する知識等がありません。

先日、セミナー内で拝見いたしましたエクセル表でのデータ見える化一元管理を行いたいと考えております。
3カ月の研修を終えた感想
  • 自分達のデータなのに、岡本先生からの具体的に掘り下げていく質問に答えられない場面が何度かあり、情報不足を痛感した。データに基づいて深堀りしていく方法を学べてよかった。
  • これまでは、全製品一律で過去実績に基づいて、発注数を決めていたが、全製品が同じ条件で在庫管理するのではなく、それぞれの前提条件に基づいて管理が必要と知ることができた。
  • データ分析といえば統計学などの専門知識が必要だと思っていたが、むしろ全然不要で、現場の経験や勘が活かせることにも気が付いた。

データ分析研修の活用事例

在庫管理110番のコンサルティング先のクライアント様で行った分析事例を3つご紹介します。

  1. 思い込みに気づいた
  2. 現場の勘を活かせた
  3. 月次集計の作業時間短縮と会議の活発化が実現できた

データ分析の活用事例1:思い込みに気づいた

経験と勘だけに頼っていると起こりがちな思い込みの事例です。

 

この会社は、夏に売上が伸びる傾向のある会社です。

したがって、その会社の担当者は夏に販売数が増えるだろうと思っていました。

そこで、商品カテゴリー別に販売数を分析してみたところ、ある商品カテゴリーが夏に向けて販売数が減少し冬に販売数が増えることがわかりました。

8月と12月を比べてみると、販売数が2倍近く違います。

販売数の季節変動分析

実は、このカテゴリーの商品は、冬に欠品が多かったのですが、「たまたま多かったんだろう」といつもそのままスルーしていました。

データを見ると、その考えは担当者の「思い込み」だということが分かりました。

もともと夏に売れると思い込んでいたため、夏に向けて全ての商品在庫を積み増すようにしてましたが、この結果を受けて方針を修正し、カテゴリー別に在庫の持ち方を変えることにしました。

この施策によって、冬の欠品が大幅に減少し、売上増につながりました。

さらに、8月は過剰在庫気味になっていましたが、発注と在庫の持ち方の見直しを改善したため、結果的にキャッシュフローも改善しました。

データ分析の活用事例2:現場の経験を活かして原因を特定

今度は逆に、現場の経験がデータ分析に活きた事例です。

 

8月に大量の欠品がでたということで、データを分析してみました。

データの急増と急減

確かに、8月に受注がこれまでにないくらい急増し、翌月の9月に受注が急減しています。

弊社のコンサルタントが「過去の実績に無いような急増と急減が2か月のうちに起きています。何かありましたか?」と質問をすると、現場の人はすぐに「あ、これは値上げ前の駆け込み需要ですね」とすぐに答えが返ってきました。

なぜ起こってしまったのかを遡ると、値下げをすると決めた企画部とその方針を知らずに過去の実績をそのまま使って発注した購買部のコミュニケーションミスでした。

そこで、この会社では、その後『値上げを行う際には必ず調達リードタイムを考慮したうえで、企画を上げて合意の下で発注する』というルールが出来上がりました。

データ分析研修の活用事例3:月次集計の作業時間短縮と会議の活発化

月次でその月の結果などを会議している会社は多いのではないでしょうか?

その会議に意味を持たせ、次月以降の行動につなげた事例です。

 

この会社では、月次集計を作成するのに、システムからデータを取り出して、加工して、2時間以上かかっていました。しかし、苦労して作ったデータは見るだけ・・・

何のためにやっているのか分かりませんでした。

そこで、取り組んだのは次の2点です。

  • 集計資料の時間短縮
  • 意味のある会議にする

集計資料の作成時間の短縮

データの正しい保存方法とまとめ方を学びました。

これまで120分かかっていた資料作成が、わずか5分で作成できるようになりました。

データ集計作業の時短

意味のある会議にする

さらに、これまではせっかく時間をかけて作った資料も「見るだけ」でした。

これは、ただ売上金額や受注数を見るだけになっていたからです。

そこで、集計表から何を読み取って行動するのか?を改めて考え直して、意味のあるものを作れるようになりました。

意味のある活発な会議

集計の結果から課題が見えるようになり、具体的なデータに基づいて会議で議論することができるようになったため、会議自体が活発に、そして行動につながる意味のあるものになります。

企業の現場で即活用!エクセル活用データ分析研修

場所: お申込み企業のオフィスで対面実施

期間: 3カ月(1カ月目:基礎、2カ月目:実践、3カ月目:応用)

対象: データ分析の経験が浅い現場担当者、エクセルを活用して業務改善を目指す中小企業

難しい統計学や数学の知識は一切不要です。自社のデータを使いこなし、現場で即実践できるスキルを習得できます。

研修カリキュラム

研修は3カ月です。

  1. 1カ月目: 【座学】データを扱う上での基本と準備
  2. 2カ月目: 【実習】エクセルによるデータ分析と自動化
  3. 3カ月目: 【実践】課題解決のための分析手法を学ぶ

研修期間は3~6か月間の間で調整可能です。

具体的に学ぶノウハウ

本講座では、VBA等のプログラミングは一切使用しません。複雑なエクセル関数も使いません。

一般的なエクセルの機能を使用したデータ活用・分析ができるようになります。

特に、現場のデータ分析で特に身に付けておきたいエクセルの機能は、次の2点です。

  • パワークエリ
  • ピボットテーブル

どちらもエクセルの標準機能であり、手順に沿って覚えれば、難しくはありません。

データのまとめ方、結果の読み方が身につく

研修を受ければ、効率の良いデータのまとめ方、結果の読み方さえ分かればデータ分析はできるようになります。

現場の経験やノウハウの力が加われば、売上や課題解決に直結するためまさに鬼に金棒です。

現場がデータ分析をできるようになれば、

  • 月末や会議のための集計資料が意味のあるものになり、しかも作成作業が早くなる
  • いつも結果を見るだけだが、課題解決や行動に活かせるようになります
  • 自分達が行った施策の効果検証ができるようになる

事業を行っている会社に求められるデータ分析は、スピード感と売上や利益に直接つながることです。

この研修で得られる具体的な成果

  • データによる意思決定が可能に: エクセルでデータを視覚化し、客観的な事実に基づいて意思決定や行動ができるようになります。
  • 生産性の劇的向上: 無駄な手作業を自動化し、90分の作業が7分で完了します。
  • データの共有と一元化: データが組織全体の資産となり、業務の一貫性が向上します。
  • 仮説検証のサイクルを習得: データに基づいた改善を継続的に進められるようになります。
  • 目標達成の進捗管理ができる: KPIを作成し、チーム全員が共通の目標に向かうことができます。

講師のご紹介

在庫管理アドバイザー著書・寄稿・研修実績_代表者岡本茂靖_在庫管理110番

講師: 岡本 茂靖(瀬戸内scm株式会社 代表取締役)

略歴: 三重大学生物資源学部卒業後、建設コンサルタントを経て、住友重機械系列のメーカーで生産管理を担当。現在は在庫管理アドバイザーとして、コンサルティングやセミナー講師として活躍中。

実績: 著書「経費15%削減在庫管理術」でAmazonランキング1位を獲得、中小企業大学校の講師等も拝命。

実績や略歴はこちら

よくある質問

研修についてよくあるご質問をまとめました。

 

Q1: エクセル初心者でも研修についていけますか?

はい、問題ありません。

簡単な関数(SUM関数等)が使える程度で大丈夫です。研修はエクセルの基本から始め、徐々に応用へ進む構成です。

Q2: 研修にはどのような準備が必要ですか?

必要なのは、Windowsパソコンとエクセル、自社のデータです。

Q3: 研修は在庫管理以外のテーマでも対応できますか?

はい、可能です。

データ分析・活用のスキルが身につくため、営業、マーケティング、店舗運営など、さまざまなテーマに対応しています。

Q4: 研修期間の変更は可能ですか?

はい、調整可能です。

ただし、最短で3か月以上~6か月以内としてください。(※研修期間を長くした場合は、『課題』を出し、分析の定着をより強固できます。)

Q5: 実際のデータを使っても問題ないですか?

もちろんです。

研修ではあなたの会社に蓄積された実際のデータを使って進めます。研修用のサンプルデータではないため、自分事としてすぐに業務に活かせるスキルを身につけます。

Q6: 研修後もサポートはありますか?

はい、研修後1か月間のサポートを提供します。

1か月以上のサポートをご希望の場合は、ご相談ください。

Q7: 在庫管理コンサルティングに研修を盛り込めますか?

はい、もちろん大丈夫です。

在庫管理コンサルティングの場合は、より総合的な視点から取り組んでいただくことができます。

Q8: データが無くても研修できますか?

申し訳ありません、受講できるのはデータを持っている会社様です。

自社データが無い場合は、研修できません。

自社の課題や普段思っているをデータから紐解いていくので、サンプルデータですと、「自分事」としてとらえにくいため身につきづらく業務に役立てません。

Q9: 個人でも受講できますか?

可能です。

このページでご案内した内容は、原則企業や団体などを想定していますので、お問い合わせにてご相談ください。

データ分析研修のご相談・お問い合わせ

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