在庫推移表自動作成ツール(在庫管理表を手間なく簡単に!)

 

在庫推移表自動作成ツール

 

適正在庫を設定するためには、過去の在庫推移を知ることや在庫分析で、安全在庫や発注方法(発注点や発注頻度)、在庫の持ち方を設定、見直しすることが必須作業です。

しかし、

在庫データはあるけど、推移表が無いからイチから作らないといけない
各品の分析をしたいが、毎回作らないといけない

在庫管理の相談をいただいていますが、在庫データはあるけど、推移や分析ができない・・・という声をとても聞きます。

意外と作るのが面倒な在庫推移表とグラフの作成を自動化

在庫の傾向を見たり、分析をするのは安全在庫、発注数の検討などの適正在庫には必須です。

しかし、

推移表やグラフ、分析表を作るためには、少なくとも2時間くらいかかるので意外と面倒です。

実務をやっていたのでわかるのですが、毎日の業務で忙しいので、毎回こんなに時間をかけていられません。

 

そこで、在庫管理110番では、

在庫データを貼り付けるだけで、在庫推移表、分析データ、グラフが作成できるエクセルを作成しました。
弊社の在庫管理アドバイザーがコンサルの現場で使っているノウハウが盛り込んでいます。
シンプルながらも適正在庫に必要な情報が詰まっています。

 

ボタン一つで在庫分析に必要な情報が作れる

ボタン1つで在庫推移表・分析値・グラフの3つが作成できる

在庫推移自動作成ツールの構成

在庫推移自動作成ツールは、在庫分析業務に必ず必要な次の3つをボタン1つで簡単に作成できます。

  1. 在庫推移表:入庫、出庫、在庫の推移表(保管場所別に作成できます)
  2. 在庫分析:合計、平均、中央値、最小値、在庫回転日数、ゼロ日数(入出庫が1回もなかった日付数)
  3. グラフ:入庫・出庫・在庫数のグラフ

 

【機能1】在庫推移表(在庫の流れが一目で分かる)

現在庫と入出庫データだけで在庫推移表を自動作成

在庫推移表が現在庫と入出庫データだけで簡単に作れます。

在庫推移表では、各品目の過去の在庫を自動計算します。

また、同じものを2か所以上で保管している場合は、それぞれの場所の在庫推移と全ての場所を合計した在庫推移表も自動で作成します。

複数の商品の在庫推移が一度に見れるので、在庫分析に最適です。

 

【機能2】7つの在庫分析値が分かる(適正在庫に在庫分析は必須)

適正在庫に役立つ在庫分析値

発注点、安全在庫の見直し等、適正在庫には在庫分析が必須です。

在庫推移自動作成ツールでは、重要な7つの分析値が自動計算されます。

  • 合計値
  • 平均値
  • 中央値
  • 最大値
  • 最小値
  • 在庫回転日数
  • ゼロ日数

ゼロ日数は頻度を見るための指標

ゼロ日数とは、入庫や出庫が無かった回数になります。

例えば、商品Aと商品Bの1か月間(30日)の出庫実績が、どちらも100個だったとします。

何も考えなければ、1日当たりの出庫数は、100/30≒約3個/日

なので、発注リードタイムが7日であれば、最低発注数は、21個です。

しかし、ゼロ日数が商品Aは10日、商品Bは29日だったとします。

これは、

  • 商品Aは、30日間のうち出庫のあった日数が20日(ゼロ日数10日)
  • 商品Bは、30日間のうち出庫のあった日数が1日(ゼロ日数29日)

ということを意味します。

商品Aはまだ平均値を信じても良いですが、商品Bは本当に平均値を信じても良いでしょうか?

商品Bは、いつもでないものが何等かの理由で、特需があったと考えた方が良いでしょう。

おそらく、商品Bを平均値を信じて21個発注すると、ほぼ間違いなく不良在庫になります。

ゼロ日数の使い方

ゼロ日数は、頻度を見るための分析値です。

平均値をうのみにせず、発注方法、在庫の持ち方、発注頻度などを決めるうえで目安になる指標です。

この場合、商品Bは、在庫を持たず「なぜ1度に100個出たのか?」の理由を調べて、次に同じようなことが起こる際に一度に発注する方が良いです。

一般的な在庫管理の教本には、ゼロ日数という概念自体がありませんが、実務経験からするときわめて重要な発注方法、発注頻度、在庫の持ち方を考えるうえでとても重要と考えています。

【機能3】在庫推移グラフ(ビジュアルで傾向が分かる)

在庫推移2軸グラフ

品目を選択するだけで、在庫と入出庫の推移が一目でわかるグラフが作成できます。

在庫管理の相談やコンサルティングをしていて気づいたのが、大半の人が在庫を「表」では見ているが、「グラフ」で見ていないということです。

グラフを作成しない理由を聞いてみると、大きく分けて2つでした。

  • グラフを作るのは時間がかかり、面倒だから(そんな時間が無いから)
  • グラフを作る必要はないと思っていたから

コンサルティングをしたある会社では、毎日在庫の表を見ているものの、グラフを作成していませんでした。

グラフを作ってみると、大半の商品が「2年かけて販売数が減少している」ということに気づくことができました。

グラフは表では見えにくい傾向が一目でわかるため、とてもおすすめです。

商品比較ができる(2つのグラフが一度に作れる)

在庫グラフが2つ以上作れます

2つ以上の品目の在庫推移グラフを一度に作れます。(最大4つまでグラフを同時に作成可能。)

使い方としては、

  • 同じ商品で違う場所にある在庫推移を比較する。(例えば、場所を店舗にすれば、店舗間の比較もできます)
  • 2つ以上の商品で売れ行きの比較をする

といったようなことができます。

 

 

 

 

【動画】在庫推移表自動作成ツールの使い方

今回はその機能と使い方を解説します。概要はこちらの動画をご覧ください。

在庫推移作成ツールの概要を動画でまとめました。(約1分35秒)

シート「在庫一覧表」と「入出庫履歴」にデータを貼り付けるだけで、在庫推移表が自動で作成されます。

 

シート「在庫一覧表」に必要なデータ

在庫データに基づいて、計算の起点を決めます。

在庫推移表を作成したい在庫一覧のデータを貼り付けてください。

なお、同じ品番でも場所別に在庫推移表を作成することが可能です。

 

在庫推移表のデータ入力方法

在庫推移表は、2通りの方法で作成できます。

  • 最新在庫から過去の入出庫履歴データから遡って作成
  • 過去の在庫一覧データから計算

 

シート「入出庫履歴」に必要なデータ

在庫推移表に必要なデータ

在庫推移表に貼り付けるデータと自社のフォーマットが違う場合

自社データのフォーマットが、在庫推移表に貼り付けるフォーマットと違う場合は、変換フォーマットを作成しておくと便利です。

 

どうしても自分で作成できない場合は、作成を代行できますのでご相談ください。※有償になります。

 

ただ面倒な推移表・グラフ作成、在庫分析がボタン一つで実現

 

適正在庫の実現に必要な基本的情報を網羅

適正在庫を実現するためには、過去の推移データを見て、次の値の設定や見直しを定期的にしなければいけません。

  • 安全在庫
  • 発注方法(発注頻度、発注点等)
  • 在庫の持ち方
  • 計画に対して適切な発注

今回開発した在庫推移表では、在庫推移表だけではなく、在庫分析値も自動計算できます。

在庫管理システムの現在庫と入出庫履歴データだけがあればOK

在庫推移表

在庫推移表とは、在庫管理システムから読み取りにくい商品の傾向を時系列で一覧化して、一目で分かるようにした在庫管理表です。

一覧化された在庫推移表は、たくさんの商品を一度に見れるので、効率的に作業ができます。

現在庫と入出庫履歴

このデータを加工すれば、今回紹介する在庫推移表を作ることはできますが、実際はとても大変です。

また、発注点や安全在庫を設定・見直しをしたいけど、

在庫管理システムからデータを抽出し、エクセルで加工して作る

やりたくても日常業務に追われてそんな時間が無いのではないでしょうか?

そこで、最新在庫(現在庫)と入出庫履歴を使って、簡単に在庫推移表を作れるエクセルプログラムを開発しました。

様々なシステムに対応できる汎用性の高い在庫管理表です。

 

計画を入力すれば発注にも使えます(応用的な使い方)

在庫推移自動作成ツールは、過去計算と未来計算の2つの方法に対応してます。

  • 過去計算:現在庫と入出庫履歴データを使って、過去の在庫推移を計算する
  • 未来計算:現在庫と計画(販売計画や生産計画等)データを使って、先々の予定在庫推移を計算する

入出庫履歴データの代わりに、計画データを登録すれば、

販売・生産計画に対して、何が(商品や部品)がいつ無くなる予定なのかがわかります。

計画に対して、正確に発注を出すことができるようになります。

自動作成ツールを使えば、見直しと将来の発注のどちらも可能なので、手間をかけずに適正在庫に必要な情報を得られます。

【購入特典】購入後にアップデートがあった場合、購入者には最新版を無料で配布します

在庫推移自動作成ツールは、今後購入者のご要望や新たな知見が得られ場合は、アップデートをする予定です。

一度ご購入いただいた方には、最新版ができた場合はお知らせして、無料でご提供します。

メールでご案内しますので、メールアドレスが変わった場合は、お知らせいただけますと助かります。

在庫推移表自動作成ツールの入手先

ボタン一つで在庫分析に必要な情報が作れる

在庫推移自動作成ツールに関するよくある質問

今回の開発にあたっては、モニター様にご協力いただきました。

その際にお寄せいただいた質問を「よくある質問」としてまとめました。もし、困ったときは、こちらをご確認ください。

マクロ(VBA)にはどのような、使用制限がかかっていますか?

  • 誤入力を防ぐために、入力してはいけない(削除してはいけない)セルやシートに保護をかけて操作できないようにしています。
  • VBAのソースコードは非公開です。自己カスタマイズは不可能です。(カスタマイズをご希望の場合は、お問い合わせよりご相談ください。)

なお、出来上がった在庫推移表は、他のエクセルなどに自由にコピー&ペーストできます。数値の修正も可能です。

マクロが動かない

マクロはセキュリティ対策上、デフォルトで動かない設定になっていることがあります。

ほとんどの場合は「コンテンツの有効化」で動きます。

マクロが動かない場合はコンテンツを有効化する

 

もしくは、「このファイルのソースが信頼できない」になっている場合があります。

マクロが動かない場合の対処方法

「このファイルのソースが信頼できないため、Microsoftによりマクロの実行がブロックされました」というメッセージが現れた場合は、下記の設定をお試しください。この場合は、次の操作をお願いします。

エクセルファイルを右クリックして「プロパティ」を開く。

エクセルファイルのプロパティを開く

 

「セキュリティ」にある「許可する」にチェックを押して、「適用」を押してください。

 

エクセルでマクロが動かない時の対処方法2

すると、「セキュリティ」の項目自体が消えるはずです。

エクセルでマクロが動かない時の対処方法2

これで設定完了です。「OK」を押して終了してください。

もう一度、エクセルファイルを開いてみてください。

「このファイルのソースが信頼できないため、Microsoftによりマクロの実行がブロックされました」というメッセージが出てこなくなっていると思います。

上記を実施しても動かない場合は、Microsoftの公式サポートをご覧いただきブロックを解除してください。

マクロのブロックを解除する方法(Microsoft公式サポーにジャンプします)

データはどのくらいの量を取り込みできますか?

エクセルの行数に依存します。理論上は1,048,575 行取り込み可能です。

ただし、セルの上限数以内でも処理がとても遅かったり、処理ができない場合も考えられます。

(処理スピードは、処理されるPCのスペック、導入しているソフト常駐タスクによりますのでサポート対象外です)

 

※参考

弊社のコンサルティング先では入出庫履歴データを約10万行取り込んだ実績があります。

 

入出庫履歴データで同じ日付に同じ商品名のデータがある場合、合算して取り込みできますか?

現状の標準仕様では対応していません。

※カスタマイズで実現可能です。

 

現在庫一覧や入出庫一覧のフォーマットが違います。どうすれば良いですか?

自社のフォーマットのデータを、在庫推移表のフォーマットに作り直してください。

※自分で作ることが難しい場合は、カスタマイズで対応可能です。

お気軽にお問合せフォームよりご相談ください

 

【参考】変換用フォーマットの作り方

毎回、在庫推移自動作成ツールに合わせてデータを直すのは大変なので、データを貼り付けたらすぐに修正できるようにテンプレートを作っておくことをお勧めしています。

 

在庫一覧(現在庫)と入出庫履歴を変換(自社フォーマット → 在庫推移表フォーマット)する手順の一例を解説します。

 

まず、在庫推移自動作成ツールにシートを足します。(シートは自由に足せます。)

フォーマットの変換

 

在庫一覧表データのフォーマット変換

現在の在庫一覧(現在庫データ)を、在庫推移自動作成ツールの項目と同じように並べ替えた変換表を作成します。

現在庫データのフォーマット変換

 

入出庫履歴データのフォーマット変換

次に、同じように入出庫履歴データを変換します。

入出庫履歴データのフォーマット変換

入出庫履歴データのフォーマット変換をする注意点

入出庫履歴データの変換は以下の2点にご注意ください。

  1. 関係のない履歴データの削除
    履歴データには入出庫以外のデータも含まれている場合が多いので、最初に関係のないデータは削除してください。
  2. 入出庫区分を入力する
    在庫推移自動作成ツールでは、色々な在庫管理システムに対応する汎用性を持たせるために、「入出庫区分」を設けています。
    在庫が増える場合を「入庫」、在庫が減る場合を「出庫」としています。

 

入出庫区分の設定についてさらに詳しく解説!!

上記の元々の在庫管理システムの入出庫は、「数量変化」が該当します。

入庫は数量がプラス、出庫は数量がマイナスです。

関数で入出庫履歴データを変換する

  1. 在庫推移自動作成ツールの「数量」:常にプラスなので、「数量変化」の数値をABS関数(絶対値に変換する関数)でプラスに変換
  2. 在庫推移自動作成ツールの「入出庫区分」:IF関数で、「数量変化」がマイナスの場合を「出庫」、プラスの場合を「入庫」にします。

分析値を増やせますか?

標準では増やせません。

※カスタマイズによって追加可能です。

返品可能ですか?

一定の条件の下、ご返金可能です。

詳細は、特定商取引の表示をご確認ください。

使い方の説明をしてもらえますか?

有償で対応いたします。(オンラインのみ、15,000円/1回※40~60分)

在庫推移自動作成ツールを改造してもらえますか?

あなたのご要望に応じて、カスタマイズすることは可能です。

例えば、次のようなことが可能です。

  • 日次ではなく週次や月次で在庫推移表を作成する
  • 定期的に在庫推移表を、手作業一切無しで自動で作成する
  • 発注点に達した商品を一覧化して発注候補にする
  • 在庫推移表に、追加項目を増やす
  • 自社のデータベースからデータを取ってきて在庫推移表を作成する

他にもご要望があれば、お問合せください。

在庫管理表の活用方法を知りたい

在庫推移表は工夫次第で様々な生かし方があります。

例えば、

  • 全品目の出庫データだけを一覧化する
  • 特定の仕入先の品目だけ確認する
  • 分析値同士を比較して、適正在庫を見直すためのアラートを出す

等です。

在庫管理110番では、在庫推移自動作成ツールの使い方や工夫のアドバイスのほか、そしてカスタマイズのご相談を無料で受け付けてます。

お気軽にご相談ください。

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