ビールゲームは、経験も知識も関係なく、入社直後の新人でも大ベテランでも、誰でも一緒にコミュニケーションを通じて楽しく在庫管理を学べます。
ビールゲームの一番の良さは、体験して「感じる」ことができることです。 座学では、「知る」ことはできますが、体験を通じて感じることはできません。経験したことは、記憶にも残りやすく学びとしてもより効果的です。
廃れない理由は、在庫管理・サプライチェーンを最適化・改善するために大切なことがゲーム体験を通じて楽しく学べるからです。
ビールゲームは、在庫管理・サプライチェーンの原理が学べるビジネスゲームで、1960年代にマサチューセッツ工科大学で考案されました。
今は昔と違って、先進的なITツールがたくさんあります。しかし、昔からずっと変わらず在庫管理に悩んでいる企業が減らないのはなぜか??その理由は、ITツールでは解決できない「在庫管理の本質」があるからです。
ビールゲーム体験後に得られる効果
ビールゲームを経験した方は、例外なく効果を得ることができます。
在庫管理にはうまくいかない理由を正当化する「言い訳」がたくさんあります。例えば、 仕入先からの納期が遅れた。お客様から急に注文が来た。管理する商品が多すぎる、思うような購入ロットならなかった・・・等々です。
ビールゲームでは「言い訳」になるような状況を一切排除。すると、在庫管理で大切なことに気づきます。
- 在庫管理をするうえでまず何をすべきかがわかる
- 流れ作業のようになっている業務のやり方を改めて見直すきっかけになる
- 部署間・担当者間のコミュニケーションが活発になる
- 在庫管理でまずやるべきことが理解できる
- 在庫管理業務の属人化がまずいことを改めて理解できる
ビールゲームの体験者の声
体験者の声①
情報の大切さ、データを客観的に捉えることの重要さを改めて感じました。
体験者の声②
仕入を行うに当たり、知るべき、持っておくべき情報が各範囲であることを改めて感じた。仕入先や販売店とのコミュニケーションがどれだけ重要かを再認識。
体験者の声③
受注増になった時の即応力が無かったことを痛感。また、急なアクションは実行力と連動しないことを入荷待ちの間に知ることになった。やはり決断タイミングは重要だと感じ、先を読む力、普段の情報収集力は肝要だと思った。
体験者の声④
欠品情報と消費者ニーズなしの勘による発注は危険だと認識した。
体験者の声⑤
他部門との情報を密にして、適正な在庫数にする事が大事だと感じました。在庫が増えると棚卸も大変。
体験者の声⑥
自分一人の判断で、物事を決定すると大きな問題になることを体験できた。社内外を問わず、情報の収集とコミュニケーションに努めたいと思います。
研修や部署・企業間コミュニケーションに最適
ビールゲームが支持され、かつ高い学習効果が得られるのは、ゲームで実際に体験するからだけではありません。
在庫管理を知らない人でもできるくらい簡単なルールだからです。在庫管理に関連する業務経験の無い方でもすぐに覚えられ楽しく取り組めます。 (ビールゲーム研修は100%初体験の方ばかりです。)
- 新人研修
楽まっさらなうちに在庫管理で一番大切なことを学べます。
ベテラン社員も交えるとコミュニケーションを通じて、親ぼくを深めて会社に早くなじめるようになります。 - 在庫管理に関係の無い部署
営業部や企画部など、普段在庫管理に関係の無い部署が体験することで、在庫管理部門と連携するときにどのようなことが重要かがわかります。
両者にとってより良いコミュニケーションに気づけます。 - 適正な人材配置、人事
ゲーム中は、驚くほどその人の性格が現れます。在庫管理だけではなく、その人にあった適材適所を見ることができます。 - 社員交流
本社と地方の営業部など普段電話でしかやり取りの無いような関係の交流にお勧めです。 - 適正な人材配置、人事
ゲーム中は、驚くほどその人の性格が現れます。在庫管理だけではなく、その人にあった適材適所を見ることができます。
ビールゲームの開催実績
ビールゲームは、会社の研修(新入社員研修や階層研修)や研修団体の研修プログラムに活用されています。
民間会社では、プライム上場企業様でも採用されています。また、中小企業大学校や大阪府工業協会などの研修団体でも採用されています。
ルールも簡単で、初心者でも楽しく、しかも在庫管理に大切な事を学べる!と大変好評です。
主な開催実績
- 中小企業大学校三条校
- 北陸経済産研究所
- 大阪府工業協会
- 三菱ケミカル様グループ会社
- 電子部品メーカー
- 装置製造メーカー
学びが定着する3つの理由
在庫管理110番は、在庫管理専門の支援会社です。
ただ、ビールゲームを楽しく体験していただくのが目的ではありません。
体験することで、その体験を振り返り、共有することで、学びをより深めそして実務に生かしていただくことを目的としています。
在庫管理専門会社ならではの、学びを定着させるための3つ特徴をご紹介します。
在庫管理の専門家が講師を務めます
在庫管理110番が提供するビールゲームは、在庫管理の専門家が進行役&講師を務めます。
体験とともに専門家の解説がプラスされることで、より深い学びを得ることができます。
質疑応答の場も用意していますので、普段の在庫管理の悩みも相談可能です。
ゲーム後の振り返り
在庫管理110番が最も大切にしている時間は、ビールゲーム終了後の振り返りです。
ビールゲームの学びを最大化するために一番大切な時間といっても過言ではありません。
- 個人の振り返り
自分自身の結果と判断を振り返り、なぜ今回のような結果になってしまったのか?もっと結果をより良くするためにはどうすればよかったのかを見える化します。 - チーム内で、結果や個人の振り返りを見せあって情報共有
個人の結果や振り返りシートを共有して、チーム内(ひとつのサプライチェーン)の中で、何が起こったのか、各判断に影響を与えたのは何だったか・・・などを話し合います。 - チーム内の意見をまとめ、全体に発表
チーム内でまとめた情報をほかのチームに共有します。自分たちのチームと他のチームの違いや共通点を知ることで、学びを共有します。
うまくやっていた人、そうでない人との違いや、気づきの共通点などをチーム内、チーム間のコミュニケーションを通じて学びます。
ビールゲームで一番学びが得られる場面であり、一番楽しいところでもあります。
在庫管理の座学
さらに、体験を原理・理論から解説した簡単にセミナー形式で在庫管理の座学を行います。
今回起こったことは、原理的に考えるとどのような事なのか、そしてなぜ大切なのか・・・?
例えば、ブルウィップ効果という現象のことなど、在庫管理でまず何をする事が最善なのか、、ということを専門家が原理とともに解説します。
セミナーで理論を頭で覚えるだけではなく、ビールゲームを体験し、「身に染みてわかった」からこそより学びの内容がスッと頭に入ってきます。
在庫管理110番のビールゲームのプログラム内容
在庫管理の基本であり最も大切な、サプライチェーン(原材料から最終顧客に至るまで)のものの流れと情報の流れが分かります。
これを学ぶことで、過剰在庫と欠品を防ぐために一番大切なことにビールゲームを通じて気づきます。
自分の意思決定がどのような影響を及ぼすのか?
適正在庫を実現するために「一番大切なこと」は何か?
ということをシンプルに体験できます。
適正在庫を実現するのに大切なのは「需要予測の精度を上げる」という事でないことが分かります。
欠品・過剰在庫という日々発生する問題の原因とと結果をリアルに体験できます。
そして、研修を通じて実際に仕事をしていく中で何を行うのが良いのかが分かる学びの多いゲームです。
- STEP.01体験
- 実際にビールゲームを体験していただきます。
- STEP.02振り返り
- オリジナルシートに基づいて、ゲームから学んだことを振り返り、発表を行います。
- STEP.03レクチャー
- ビールゲームから学べる在庫管理の本質をレクチャーします。
- STEP.04質疑応答
- ビールゲームに関することや在庫管理で悩んでいることなどを直接質問できます。
在庫は1つに付き、10円、欠品は1回発生に付き20円として計算します。これらの合計得点がより少ない方が勝利です。
各自が在庫を極力少なくしつつ、かつ欠品を起こさない状態を目指します。
ビールゲームは、最低4人1組でプレイします。
それぞれ、工場、一次卸、二次卸、小売店の役割を務めます。
1回のゲームで30~50週(ターン)を実施します。
- STEP1入荷「配送2」の容器の中にある商品を「在庫」に入れる。空の容器を川上側の近くに置く。記録シートに「入荷数」を記録する。
- STEP2移動「配送1」にある容器を「配送2」に移動する。
- STEP3生産工場は「生産指示」においてあるカードを開き、書かれた数の原材料を「原材料」から取り出し、容器に入れて「生産1」に置く。
- STEP4受注「発注」に置いてあるカードを開く。記録シートに「受注数」を記録する。
- STEP5出荷「在庫」から「受注数」+「受注残」の数量分の商品を取出し、容器に入れて「配送1」に置く。不足分が欠品となる。記録シートに「出荷数」と「欠品数」を記録する。
- STEP6計算「在庫数」を計算して記録シートに記録する。5で記録した欠品数を記録シートの翌日の「受注残」に転記する。
- STEP7発注・生産発注数・生産数をカードに記入し、裏向けに伏せて「発注」に置く。
- finish注文「消費者」からの注文数を記録したカードを【注文】に置く。
ビールゲーム研修の全体の流れと所要時間
ビールゲーム研修は、3-4時間かけて行います。
時間は調整可能ですが、少なくとも3時間は確保していただけると助かります。
- 30分・・・ゲーム説明(ルールとデモ)
- 120分・・・ゲームプレイ
- 50分・・・振り返り(チームディスカッション・発表)
- 40分・・・講義(適正在庫のために必要な事は何か?)
ビールゲーム研修の料金や場所
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