在庫管理の2つの管理指標
在庫で管理すべき指標は大きく分けて2つです。
この2つをしっかりと管理することが在庫削減・適正在庫
につながります。
在庫管理の改善を進める時もこの2つが軸になります。
在庫の精度
在庫の精度とは、帳簿上(システム上の在庫数)と実際の数が
一致している事です。つまり情物一致です。詳しくはこちらをご覧ください。
管理指標は、棚卸差異率です。棚卸差異率の算出方法はこちらで解説しています。
在庫の精度が悪いと何が起こるのか?
在庫の精度が悪いと、システムの在庫数が信頼できないので、
在庫を毎回倉庫に確認しに行く必要があります。
さらに、仕入れ数量も、「在庫が無かった困る」という
理由で多めに発注する傾向があります。
在庫の精度を改善する方法
在庫=入庫-出庫です。
これさえできていれば、棚卸差異は無くなるはずです。
つまり、入庫と出庫のルールをしっかりと作ることです。
棚卸し差異を図るためには、棚卸を実施しなければ
いけません。
在庫管理の教科書(棚卸し編)で正しくかつ早く
棚卸しが終わる方法が分かります。
在庫の流動性
在庫の流動性とは、仕入れてから出荷までどれくらいの
時間がかかっているか?ということです。
主な指標は、在庫回転率(在庫回転日数)です。
在庫の流動性が低いと、在庫がお金に変わるのに時間が
掛かるようになるので、会社の資金繰りが悪くなります。
さらに、品目ごとに最終の仕入日(入庫日)と
販売・出荷日(出庫日)が分かるようにしておくとよりベストです。
品目によっては、仕入れてから一度も出庫されていない
事もあり得ます。特に、卸売業や小売業でこのような事が起こりやすいです。
在庫の流動性を良くする方法
流動性を良くするのは、在庫回転率を良くすることです。
在庫回転率の求め方についてはこちらをご覧ください。
どれくらいの流動性を目指せばいいかは、会社によって違いますが、
例えば、ある材料の調達に10日掛かるのに対して、その材料の在庫日数が
25日あったとすると、15日ほど過剰な可能性が高いです。
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