無料エクセル|安全在庫の自動計算
安全在庫の数字が信じられない方へ
公式通り設定したけど、
本当に大丈夫かが不安
原因は公式ではなく、公式を使ってはいけない商品に当てはめていたことです。このエクセルは数字を入れるだけで、その見分けまで判定します。
- 公式を使ってよいか○△×で判定
- 安全在庫が多すぎないかがわかる
- 商品が何件あっても一度に計算

「安全在庫の公式は知っている。でも、出てきた数字が信じられない」
数字を入れるだけで、複数の商品・部品の安全在庫をまとめて計算します。
さらに、その商品に安全在庫の公式を使ってよいかどうかまで、エクセルが自動で判定します。
安全在庫の計算方法を説明したページはたくさんあります。
計算方法は解説されていますが、公式を使ってはいけないケースがあることにはほとんど触れられていません。
知らずに全商品へ当てはめると、欠品を防ぐはずの安全在庫が過剰在庫の原因になります。
このテンプレートは計算するだけではなく、その商品に公式を当てはめてよいのか、少なすぎないか、持ちすぎていないかまで判定して表示します。
初心者向けの安全在庫テンプレート(マクロを使っておらずエクセル関数だけで動きます)。
製造業・小売業・卸売業・建設業・介護など、業種を問わずお使いいただけます。
- 公式を使ってよいか判定する:6つの項目を自動でチェックし、○△×と理由を表示します。
過剰在庫につながる商品を、設定する前に見つけられます - 持ちすぎていないか確かめる:実際に欠品しそうになった回数と割合を表示します。
目標より少なければ、安全在庫は減らせます - 何件でもまとめて計算する:1行=1商品・部品。行を足すだけなので、商品数に上限はありません
【無料】メールアドレスのご登録だけでダウンロードできます
安全在庫の設定でよくあるお悩み・設定後に感じる疑問や不安
- 公式は本やサイトで見たが、エクセルでどう組めばよいか分からない
- 商品が数百・数千あり、1つずつ計算していられない
- 計算した安全在庫が、現場の感覚より明らかに多い。本当にこれでよいのか不安
- 安全在庫を設定したのに、欠品が減った実感がない
- たまにしか出ない商品にも、同じ公式を当てはめてよいのか分からない
多くの会社の実務では、特に3つめと5つめの問題が起きています。
安全在庫の公式には「使ってはいけない商品」があるからです。
それを知らずに全商品へ一律に当てはめると、在庫がふくらみます。
このテンプレートは、その見極めまで含めて自動化しました。統計の知識は必要ありません。
当てはまるものが1つでもあれば、お役に立てます
安全在庫で過剰在庫になる危険性もあり
安全在庫の計算方法を解説したページはたくさんあります。
公式も安全係数の出し方も標準偏差の求め方も、調べればすぐに見つかります。
しかし、ほとんどのサイトでは「簡単に安全在庫ができますよ!」と説明しているだけです。
実は、安全在庫は公式なので、「どんなときに公式を使ってはいけないのか」「設定すると、かえって在庫が増えてしまうケースがあること」に触れているページはほとんどありません。
この違和感は実務をやっていると、あとから分かります。
しかも、気づくのはたいてい在庫がふくらんだ後です。
【事例】安全在庫の公式で過剰在庫になった
- 安全在庫の公式を覚え、担当していた品目に計算どおりの数字を設定した
- 欠品は減った。しかし、一部の品目で在庫が明らかに増えていった
- 調べてみると、公式が出していた安全在庫が、平均の使用量の数倍だった
その品目に、公式を使ってはいけなかったのです。当時の私は、知識不足でそんなケースがあることを知りませんでした。
安全在庫の公式を使ってはいけない5つのケース
- たまにしか出ないもの:出庫がゼロの期間が多いと、平均は小さいのにばらつきだけが大きくなり、安全在庫が平均の何十倍になることもあります
- まれに大口の注文が入るもの:年に1、2回の大口が1件あるだけで標準偏差が跳ね上がり、その分だけ在庫を持ち続けることになります
- 売れ行きが伸びている/落ちているもの:過去の平均と、これからの需要が合いません。落ちている商品ほど在庫が残ります
- データが少ないもの:数件の実績から計算した標準偏差は、たまたまの値です。次に計算すると大きく変わります
- サービス率を上げすぎたもの:95%を99%にすると、安全在庫は約1.4倍、99.9%なら約1.9倍に増えます
いずれも、公式自体は正しく計算されています。
だからエクセルの計算結果を見ているだけでは、間違いに気づけません。
「数字が出ている=使ってよい」ではないのです。
この見極めを、統計の知識なしでできるようにしたのが、このテンプレートです。計算と同時に判定が出るので、在庫がふくらんでから気づくのではなく、設定する前に気づけます。
公式を使ってはいけない商品が、自社にいくつあるか確かめられます
安全在庫エクセルは自動で計算、しかも使ってはいけない判定も出る
出庫の実績を貼り付けて、商品ごとにリードタイムと発注間隔を入れるだけです。
あとは自動で計算、判定します。
| これまで | 安全在庫テンプレート |
|---|---|
| 電卓や手作業で1商品ずつ計算していた | 商品を1行ずつ追加するだけで、何件でもまとめて計算される |
| 標準偏差や安全係数の関数が分からず手が止まる | 関数はすべて入っている。数字を入れるだけで出る |
| 出てきた数字が正しいのか判断できない | 公式を使ってよい商品かどうかを○△×で判定する |
| 安全在庫が多すぎるのか少なすぎるのか分からない | 実際に「平均+安全在庫」を超えた回数と割合が出る。減らせるかどうかが分かる |
| たまにしか出ない商品にも同じ公式を当てていた | そういう商品は「×」と判定され、別の決め方が案内される |
| 担当者しか計算できない | 使い方シートがあるので、引き継ぎができる |
特に実務上で効果が大きいのが4つめです。
欠品の実績が目標より少なければ、安全在庫は減らせます。
このテンプレートは、その判断材料を自動で出します。
自社の数字を入れて、何個減らせるかを確かめてみてください
安全在庫在庫が使える前提
「判定まで自動でやるなんて、専用システムが必要なのでは」と思われるかもしれません。
しかし実は、理屈はとても単純です。
安全在庫 = 安全係数 × 標準偏差 × √(リードタイム + 発注間隔)
この公式が成り立つには前提があります。
- データ件数:少なすぎると、平均も標準偏差も信用できません
- 出庫ゼロの割合:たまにしか動かないものは、そもそも山型になりません
- ばらつきの大きさ:大きすぎると、公式の安全在庫が過大になります
- 左右の偏り:片側に寄った分布では、公式が前提とする形から外れます
- 増減の傾向:右肩上がり・右肩下がりの商品は、過去の平均を将来に使えません
- 極端な外れ値:1件あるだけで、標準偏差が跳ね上がります
基準を外れた項目は、セルが赤く塗られます。2つ以上外れた商品は「× 公式は使わない」と表示され、実績から直接決める方法が使い方シートで案内されます。

公式が使えるか自動判定できる
初心者でも安心|安全在庫エクセルテンプレートの内容と使い方
安全在庫エクセルには、初心者でも使えるように計算用のフォーマットだけではなく、使い方や分布がチェックできるように設定しています。
| 使い方 | 手順、用語の説明、判定の読み方、サービス率の決め方まで、12項目で解説しています。このシートだけ読めば使えます。 |
|---|---|
| 安全在庫計算 | メインのシートです。1行=1つの商品・部品。入力・計算・判定・欠品実績が横に並びます。 |
| 出庫データ | 出庫の実績(商品コード・日付・出庫数)を貼り付けるシートです。 |
| 分布の確認 | 商品を1つ選ぶと、実績の分布と「正規分布ならこうなるはず」の形を重ねたグラフが出ます。 |
| 設定 | 判定のきびしさを決める基準値です。自社の事情に合わせて変更できます。 |
| 参考URL | もっと詳しく知りたいときに読む、在庫管理110番のページ一覧です。 |
| ご利用条件 | 自社利用のみです。商用利用・二次利用、顧客への利用はお控えください。 |
使い方は4ステップ
STEP1 出庫データを貼り付ける
サンプルデータが入っているので、削除してから貼り付けてください。入力するのはA列からC列の3つだけです。

- A列:商品・部品コード
- B列:月・週・日(空欄でもかまいません)
- C列:出庫数(商品なら出荷数、部品なら使用数)
日次・週次・月次のどれでも使えます。1つの商品・部品あたり20件以上、できれば30件以上あると判定が安定します。
STEP2 商品・部品を入力する
黄色いセルに入れるのは、次の5つだけです。

- 商品・部品コード(出庫データと同じ文字にしてください)
- 商品・部品名
- リードタイム(発注してから入荷するまでの長さ)
- 発注間隔(次に発注するまでの長さ。※発注点発注の場合は0で構いません)
- サービス率(初期値95%。欠品を防ぎたい割合のこと。95%の場合は、5%が欠品許容率)
表のいちばん下の行の下に続けて入力すれば、計算式は自動で入ります。商品数に上限はありません。
STEP3 判定(安全在庫の公式が使えるか)を確認する
総合判定は3段階です。
| 判定 | 意味と、次にやること |
|---|---|
| ○ そのまま使えます | 基準を外れた項目が0個。計算された安全在庫をそのまま使えます |
| △ 注意して使う | 基準を外れた項目が1個。計算値を目安にし、現場の感覚と突き合わせてください |
| × 公式は使わない | 基準を外れた項目が2個以上。実績から直接決める方法に切り替えてください(手順は使い方シートに記載) |
どの項目が引っかかったかは、「判定の理由」の列に日本語で表示されます。「出庫ゼロのデータが多い/ばらつきが大きい」のように出ます。
さらに、商品ごとの分布の形が1つのセルにミニグラフで表示されます。中央が高い左右対称の山なら、公式が合っているということです。

STEP4 安全在庫を見直す
「平均+安全在庫」よりも出庫数が多かった回数と割合を表示します。
これが実際の欠品リスクです。
目標の欠品率(サービス率95%なら5%)と並べて表示するので、多いのか少ないのかが一目で分かります。
もっと詳しく見たいとき
「分布の確認」シートで商品を1つ選ぶと、実績の分布(棒グラフ)と「正規分布だった場合にこうなるはず」という形(曲線)が重ねて表示されます。棒と曲線の形がずれていれば、公式が合っていないことが目で分かります。

その下には、出庫数の推移がバーの長さで表示されます。
バーがだんだん長くなっていれば、増加傾向ということです。(逆の場合は減少傾向。)

使い方シート付きなので、受け取ったその日から使えます
安全在庫自動計算テンプレートの考案者
在庫管理アドバイザーの岡本茂靖が作成しました。
在庫管理110番を運営し、製造業・小売業・卸売業をはじめ、在庫とは縁が薄いと思われがちな建設・サービス業まで業種を問わず在庫管理の現場に入ってきました。
セミナー講師、外部講師、各種メディアへの寄稿も行っています。
このテンプレートは、現場でよく聞く「公式どおりに計算したのに、どうも数字が合わない」という声から支援の一環として考案しました。
原因のほとんどは、公式が使えない商品に公式を当てはめていることです。
その見極めを、統計の知識がない方でもできるようにしたのが、このテンプレートです。
現場の課題を解決するために生まれたエクセルです
安全在庫や適正在庫についてもっと詳しく解説
安全在庫の考え方をもう少し深く知りたい方は、次の記事をお読みください。
| 記事 | こんなときに読む |
|---|---|
| 安全在庫とは?計算と設定の注意点、適正在庫との違い | 公式の意味、安全係数、標準偏差の出し方を順番に知りたいとき |
| 発注点発注の計算方法・運用の注意点 | テンプレートが出す「発注点」を実際の発注に使いたいとき |
| 4種類の発注方式の解説と商品特性に合わせた方法の選び方 | 入力項目の「発注間隔」をいくつにすればよいか迷うとき |
| 【専門家厳選】必ず役立つ4つの在庫分析手法 | 「分布の確認」シートのヒストグラムをもっと活用したいとき |
| 適正在庫とは?考え方・計算・維持の方法とポイント|完全ガイド | 安全在庫だけでは過剰在庫が防げないと気づいたとき |
| 在庫管理表の作り方・使い方|無料テンプレート | 出庫の実績を記録する仕組みが、まだ社内にないとき |
記事を読みながら、自社の数字で確かめられます
あなたの会社に合わせて安全在庫テンプレートをカスタマイズします
配布しているテンプレートは、どの業種でも使えるように汎用的な形にしています。そのため、次のようなご要望が出てくることがあります。
- 自社の基幹システムから出力した形式のまま貼り付けたい
- 判定の基準値を、自社の在庫方針に合わせて作り変えたい
- 倉庫別・得意先別など、もう1段階細かい単位で集計したい
- 計算結果を、そのまま発注書や発注リストにつなげたい
こうしたカスタマイズのご相談を受け付けています。「このテンプレートのここが自社に合わない」という内容で結構ですので、お気軽にお知らせください。
まずは標準版をお試しください。ご要望はそのあとで
安全在庫だけでは不十分、適正在庫が重要
カスタマイズのご相談をいただくと、話が「エクセルの作り」から「在庫管理のやり方そのもの」に移っていくことがよくあります。
安全在庫が原因で、滞留在庫が不良在庫が増えたという課題もあります。
その原因は、安全在庫は「欠品を防ぐための下限」でしかないからです。
商品は終売になったにも関わらず安全在庫を設定しっぱなしで、
過剰在庫を防ぐには、適正在庫の考え方と、自社に合った発注方法が必要になります。そして何より、担当者1人ではなく、誰がやっても同じように回る仕組みにしなければ続きません。
その全体像を学んでいただけるのが、在庫管理セミナーです。

- 難しい数式や統計は一切使いません
- 在庫管理レベル診断で、自社が最優先で取り組むべき課題が分かります
- 在庫回転率を使った適正在庫の計算方法を学べます
- 自社に合った発注方法の選び方まで、実務に沿って解説します
- 少人数制です
自社の適正在庫が簡単に計算できる方法が学べる
ご利用条件
ダウンロードの前に、必ずお読みください。同じ内容をエクセルファイル内の「ご利用条件」シートにも記載しています。
本ファイルの著作権は瀬戸内scm株式会社に帰属します。保護の対象には、計算に使っている数式の組み立て方、公式を使ってよいかを判定する6項目とその組み合わせ方、分布の形などの見せ方、シートの構成、画面および使い方シートの文章が含まれます。
なお、安全在庫の公式そのものや、正規分布・標準偏差といった統計の考え方は一般的な知識であり、著作権の対象ではありません。
- ご自身の会社の中で、自社の在庫管理の業務のために使うこと
- 社内の複数の担当者で共有して使うこと
- 自社の商品・部品のデータを入れて、自由に計算すること
社内でお使いになる分には、制限はありません。
- 本ファイルの全部または一部の複製・再配布(有償・無償を問いません)
- ウェブサイト、ブログ、SNS、動画、電子書籍、印刷物への転載・転用。画面の撮影・録画・スクリーンショットの掲載を含みます
- コンサルティング、研修、セミナー、講座、勉強会の教材としての利用(一部・全部を問いません)
- 本ファイルを使ってサービスを提供すること、および本ファイルを販売・頒布すること
- 改変したうえで、自社名義・自分名義の成果物として公開・配布・販売すること
- 数式、判定の考え方、シート構成、文章を模倣して類似のファイルを作成し、公開・配布・販売すること
- 社外の第三者(取引先、顧客、会員を含む)への提供
上記の利用をご希望の場合は、事前にお問い合わせページまでご連絡ください。利用の目的・範囲・期間をうかがったうえで個別に判断いたします。条件によっては許諾する場合がありますので、まずはご相談ください。無断でのご利用は認めません。
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