在庫とは何か

在庫管理についてどんなことでもお答えします

まず、在庫とは何かを理解しておきましょう。

在庫の定義は、
最終的に販売することを目的として、保管・所有しているもの。

業種によって在庫の種類は違う

例えば、小売業(スーパーやホームセンター、雑貨店など)が持っている在庫は、仕入れた製品だけが在庫です。この製品をお客様に直接販売します。

しかし、製造業は、仕入れた在庫をそのまま販売することはできません。
まず、生産といプロセスがあるのが他の業種と大きく違うところです。
商品を生産するための在庫が必要になります。
製造業には、3種類の在庫が存在しています。

製造業の在庫

それは、次の3種類です。

部品・原材料

部品・原材料は、製品を生産するために必要なものです。

特に部品は仕入れたら、ほとんど加工をせずにそのまま
使えるもの指します。ボルトやナットなどの組立に使う
ものが当たります。

機械や自動車など作っている組立系メーカーが、生産のた
めに仕入れる在庫のほとんどが部品です。

原材料も製品を生産するために必要なものです。
原材料は、加工や調合といったプロセスが必要で、
そのまま使えない場合がほとんどです。

設備を使って調合や分解などの化学的な処理や切削などの
加工をすることで製品や部品になります。

代表的な原材料の例として、インゴット(鉄や金などの塊)
や液体、衣類の生地などです。

また、部品の用途はほとんどの場合ひとつなのに対して、
原材料はひとつのものから複数の部品や製品が生み出
されることが多いのが特徴です。

例えば、製油メーカーの場合、原油というひとつの原料から、
ガソリンや重油、ナフサなどの複数の製品が生み出されます。

鉄鋼メーカーは鉄鉱石を溶解し、整形・加工することで鉄道
のレールや自動車の鉄板などを作ります。

部品や原材料は、発注リードタイムやサプライヤーとの
関わり合いが大きな在庫です。

仕掛品(半製品)

仕掛品とは、工程内または、工程間にある複数の部品や
原材料を組み合わせた生産途中の在庫のこと。
仕掛品はそのままでは販売できません。

製品を作る過程に一時的に生まれるのが特徴で、生産
工程の中で、次々と状態が変化します。

半製品は仕掛品とは違い、その状態でも販売できるものを
指しています。

仕掛品は、製造リードタイムと関わりが大きな在庫です。

製品(完成品・商品)

製品とは、顧客に販売できる在庫のことです。
部品・原材料や仕掛品は工場の中にあるのに対して、
製品はお客様に届けられたり、店舗に並びます。

製品は、出荷リードタイムや顧客と関わりが大きな在庫です。

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在庫は時間差を埋める

在庫は時間の差を埋める役割を持っています。
これはどういうことかということを事例を挙
げて説明します。

お客様から注文があったとき、もし在庫が
無ければ、材料を注文し、製品を作って、
出荷しなければいけません。

しかし、あらかじめ材料を買っておいたり、
製品を作っておけば、納期を守ることができます。

これは、販売と生産の時間のズレを吸収している
ことになります。

工場が在庫をもつ理由は、顧客から要求されたときに
なるべく早く出荷をするためです。
これは、生産と出荷のズレです。

在庫は調整役になる

在庫は調整役としての働きもあります。

工場内にも在庫をもつ理由があります。
仕掛品の在庫は、後工程の生産能力のばらつきを
吸収するためにあります。

受注生産を行っている製造業であっても、
事前に部品を準備したり、ある程度のところまで
生産するなどして何らかの状態で在庫を持って、顧
客からの注文に備えています。

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在庫をもたない方法

大型の船舶や注文住宅メーカーなどは、
顧客から注文があってから始めて、設計を開始して調達・生産を行います。

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