【2023年度】IT導入補助金の概要と変更点

2023年度のIT導入補助金の概要が発表されました。

中小企業庁のウェブサイトで公表されている情報をもとに、概要と変更点および弊社システム（成長する在庫管理システム）の対応状況（見込み）についてご案内します。

中小企業関連予算（中小企業庁）

なお、現時点では予算案なので、確定段階で若干の変更があるかもしれませんのでご了承ください。

2023年度IT導入補助金の概要

引用：中小企業庁

2023年度のIT導入補助金の変更点

2022年度と補助金額の上限、補助率は大きな変化はありません。

変更点をまとめますと、以下の通りです。（赤字で記載されているのが変更点）

通常枠

1. 申請できる金額の下限が５万円に引き下げ（令和４年度は、下限額が30万円でした）
2. クラウド利用料２年間分までが補助対象に（令和４年度は、最長１年間まででした）

デジタル化基盤導入枠

1. 補助金額の下限が撤廃された（令和４年度は、下限５万円でした）

クラウドシステムは、IT導入補助金の下限額に届かないものが多かったため、低額・クラウドシステムが導入しやすくなったといえます。

成長する在庫管理システムの対応状況

現時点ではまだ採択・制度内容が確定ではありません。

発表されている予算案から、弊社のシステム結論から申し上げますと、令和4年度よりもより使いやすくなったといえます。

ポイントは以下の通りです。

1. 対応類型：A類型（詳細が発表されていないため、B類型や他の類型にも対応する可能性あり）
2. 補助額：補助額150万円未満（申請額上限300万円未満）※2022年度と変わらない。
3. 補助率：上限50％（例：申請額200万円の場合、補助額は100万円。実質100万円で導入可能）※2022年度と変わらない。
4. クラウド利用料：2年分まで申請可能　※2023年度で1年延長で拡充！

ほぼ変わりませんが、クラウド利用料金が1年間分から2年間分まで補助金の申請対象になるので、よりIT導入補助金が使いやすくなるでしょう。

IT導入補助金の募集スケジュール

現時点でまだ未発表ですが、例年通りですと、3月末から1次分の申請が可能になり、5月中旬が1次申請の締め切りになり、交付決定が6月中旬くらいになります。

今から検討を始めても全然遅くありません。システム導入をご検討の場合は、ぜひ今から動き出すことをお勧めします。

IT導入補助金の申請の３つの注意事項

IT導入補助金を申請するにあたり、特に注意してほしいことが3つあります。

1. 中小企業（個人事業主）であること
2. 納税をしていること
3. G-BizIDを所得していること

上記の３つに該当する事業者のみ、IT導入補助金を申請できます。

その他、細かい要件もありますが、上記が忘れやすいので重要です。

中小企業であること

IT導入補助金は小規模事業者の生産性向上を目的とした補助金です。

そのため大企業は利用できません。

IT導入補助金における中小企業の定義は、業種によって違います。

IT導入補助金が申請できる中小企業は以下の通りです。（2022年度の発表）

引用：IT導入補助金2022

なお、個人事業主も利用できます。

納税証明書が必要

IT導入補助金には、納税証明書が必要なので納税していない事業者は申請できません。

なお、そのほかの公的証明書として

• 法人：実在証明として履歴事項全部証明書
• 個人：運転免許証（住民票）、確定申告書

が必要です。

申請をすると決まった時にご用意いただくことになります。

G-BizIDが必要

特に初めて補助金申請に挑戦する場合に、持っていないことが多いので一番注意してほしいです。

G-BizIDには、プライムとエントリーがありますが、IT導入補助金の申請に必要なのは、プライムです。

G-BizIDの取得はこちらからどうぞ

★★注意★★　G-BizIDは取得までに日数がかかる！

なぜ、注意してほしいかというと、取得までに２週間かかることがあるからです。

経験上、補助金申請がスタートすると、取得申し込みが殺到するため、取得までにさらに時間がかかることがあるからです。

（最長は4週間でした・・・）

G-BizIDを待っている間に申請期間が終わるということも十分あり得ます。

IT導入補助金を利用したシステムの導入のご相談

在庫管理110番では、2023年度の申請に向けたIT導入補助金のご相談を受け付け中です。

募集開始とともにスタートダッシュが切れるようにご支援します。