大阪府工業協会(設立1949年 会員数1222社 代表理事:黒田章裕(コクヨ株式会社))の研修講師で、
テーマ「現品管理の基礎セミナー」として、主に2S、棚卸についてお話しました。
製造業の方々が参加者ですが、製造品目・規模・役職や部署も様々なので、考え方と基本を中心に、どの企業でも適用できる内容にしました。
研修内容
在庫管理の問題は、システムで解決すると思われがちですが、そんなことは絶対にありません。
システムは情報を扱いますが、在庫は「モノ」なので、現品管理が大切です。必ずどこかに人間が介在するので、現品管理は在庫管理を
行ううえで基本中の基本であり、最重要であることを解説しています。
さらに2部として、棚卸の改善について、在庫精度30%を97%まで引き上げた仕組みの作り方を解説しました。
1.在庫管理のキモは現品管理
- ITや在庫管理システムを使う以前に重要な現品管理
- 現品管理で目指すこと(お金をかけず、仕組み作りに知恵を絞る)
- 現品管理に失敗すると何が起こるのか?(よくある事例)
- 在庫の置き方のルール作りから始めよう
2.整理・整頓が現品管理の第一歩
- 「整理」の本当の意味とは
- 「整頓」の本当の意味とは
- 「整理」と「整頓」の違い
3.事例から学ぶ、モノの置き方・表示の仕方
- 定品・定位 ~置き場づくりの注意ポイント~
- 定量 ~いつも決まった量を配置するためには~
- 定色 ~ひと目で識別できる仕組み作り~
- 決めたルールが次第に崩れてくる、どう対処し、同予防するか?
4.棚卸の正確・迅速なやり方
- 実地棚卸の基本
- 前日までの準備のポイント ~棚卸は前準備が命~
- 実施当日の注意点
- 棚卸票の集計・整理のやり方
- 棚卸後にやるべきこと
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