販売計画のシュミュレーションに役立つエクセルテンプレート

今回ご紹介するのは、元小売のベテランバイヤーが開発した仕入・販売計画を改善するエクセルテンプレート「仕入販売計画ナビシート」です。

長年のバイヤー経験で培った「暗黙知」である判断材料や判断軸をエクセルに落とし込み、細かい調整を繰り返して、経験と勘に頼らなくても適正仕入計画が策定できるようになっています。

考案者は、実際にこのエクセルテンプレートを使って改善を推進、不良在庫を発生させない仕組みを作り、80億円の在庫を70%削減した実績があります。

仕入れ販売計画ナビシートとは?

仕入販売計画ナビシート

仕入販売計画ナビシートは、自らの長年の経験や周辺部門のニーズを取り入れているため、まさに現場の販売計画の知見が詰まったとても使い易いシミュレーションツールです。

必要な数値を入力するだけで、仕入・販売計画に必要な情報を自動計算します。

  • 適正DC納入数量
  • 生産性の指標(在庫回転率、GMROI(商品投下資本粗利益率)
  • キャッシュフロー

さらに、数値だけではなくグラフも同時に生成するため、推移も一目でわかります。

仕入販売計画ナビシートの3つの特長

  1. 使いやすい:エクセルなので特別なプログラムを使う必要が無い
  2. 漏れが無い:適切な仕入販売計画を立てるために必要な項目が準備されているため、経験の浅いバイヤーでも漏れ無くできる
  3. 手軽さ:販売見込み数や原価・売価等のインプットを変えて簡単にシュミュレーションができる

仕入販売計画ナビシートを使用する手順

ここで、簡単に仕入販売計画ナビシートを効果的に使用する手順をお伝えします。

  1. 各部門毎の独自基準だった在庫の考え方を統一する
  2. 統一した基準に基づいて仕入販売計画ナビシートを使って、再計測・可視化・公開する
  3. 解決すべき課題を明確化する

これによって、今まではわからなかった問題のある商品への具体的な対応や優先度が見える化され、関連部門との協働が可能になります。

 

さらに、私が在庫削減プロジェクトで使用した際に実感したのは、

若手バイヤーも仕入・販売計画を立案できるようになるため、ベテランに業務が集中しなくなり、計画の検討に時間をかけられるようになったことです。
その結果、改善活動が加速し、これまでの不良在庫の量はほぼ問題とならないレベルにまで減少し、在庫削減を実現させることに成功しました。

適切な販売計画で、不良在庫が生まれる根本原因を断ち切る

不良在庫の削減する際に必要なことは、現在の不良在庫への対策だけでは足りません。なぜなら、新たな不良在庫が生まれるからです。

既存の不良在庫を懸命に減らしている間にも、新たに仕入れた商品の中から新たに不良在庫が発生するというサイクルになっているためです。

そのため、本当に不良在庫を削減するためには、新しい不良在庫を発生させない仕組みを作る必要があります。

 

私が取り組んだ在庫削減プロジェクトでは、この課題に関して、トップマネジメントの承認を得て、仕入れ部門、輸入部門、補充部門、倉庫管理部門など関連する部署を巻き込んだクロスファンクションのチーム編成しました。

そこで、活躍したのが私が開発した仕入れ販売計画ナビシートです

その際、改善のPDCAサイクルを回すために効果を発揮したのが、です。

チーム内に導入後、不良在庫の一掃を実現し、全社的備蓄在庫は半減以下(数十億円規模)となりキャシュフローの大幅改善にも貢献しました。

当初、仕入販売計画ナビシートは、不良在庫の発生を抑制することが目的でしたが、有望な商品の仕入れを拡大し、売上・利益アップに貢献することもできました。

仕入販売計画ナビシートは、新人・若手バイヤーでも使える

経験の浅いバイヤーでもエクセルだけで仕入販売計画を立案できる

仕入・調達業務は専門職的イメージが強いため、”餅は餅屋”会社としても仕入・調達担当部門に任せきっていませんか。

従来の仕入や販売計画の立案は、長年の経験が必要でベテランの経験と勘が必要だと考えられていました。

そこで、私自身のバイヤー経験で培った「暗黙知」である判断材料や判断軸をエクセルに落とし込み、細かい調整を繰り返して、経験と勘に頼らなくても適正仕入計画が策定できる仕入販売計画ナビシートを開発しました。

これを使えば、数値を入れるだけで新人・若手バイヤーも仕入・販売計画を立てられるようになります。

仕入・販売計画の考え方と作り方を学ぶ

仕入販売計画の考え方・作り方

仕入販売計画ナビシートの考案者が、仕入・販売計画の考え方と作り方を解説します。

さらに、セミナーでは仕入販売計画を実際の実務で役立てる方法も詳しく解説します。

 

特に、次のようなお悩みの解消、改善に役立ちます。

こんなお悩みはありませんか?
  1. 仕入れすぎの過剰在庫・滞留在庫で資金繰りにいつも困っている
  2. 売れ残りの値引き販売が多く、思ったような利益が出せていない
  3. 仕入計画数が適正量か分からない
  4. 仕入れに明確なルールが無く、ベテランバイヤーの経験と勘任せになっている
  5. 業務多忙で、仕入計画の検討に時間がかけられていない
  6. 仕入計画は立案するが、修正計画は面倒で作りたくない
  7. 仕入れ計画作成において商品毎の生産性計算が苦手
  8. 人手不足なので、新人バイヤーの教育が進んでおらず、急務だと感じている

 

仕入販売計画ナビシートの考案者が徹底解説!

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