日本マテリアルハンドリング協会が発行しているMHジャーナル(2022年1月号 No288)に弊社代表の寄稿「在庫管理業務に関する改善事例の実践的研究」が掲載されました。
(日本マテリアルハンドリング協会は、1956年創立された歴史ある団体で、日本唯一のMH技術団体です)
昨今、生産性向上やDX(デジタル・トランスフォーメーション)が注目を浴びており、その中心となっているのがIT(情報技術)や機械設備などのシステム導入です。しかし、弊社には、生産性向上やDXが実現できるという前提で数百~数千万円のシステムを導入したが、うまく使いこなせず困っている、もっと良いものはないか、という相談がしばしば寄せられる。
あるいは自動倉庫を導入したものの滞留在庫が逆に増えてしまった、といった相談も多い。そういった企業の実態を調べてみると、マテハン(MH)設備を導入する以前の問題を解消できていない現場が大多数と推測しています。
弊社は、ITや設備は単なる道具であり、道具には用途があり、それを使うのは「人」です。
基本的な考え方や方法が変わっていなければ、どんな高価なシステムを導入しても機能しません。
システム以前に、考え方や業務の方法が改善できれば、効果的な仕組みを低コストかつシンプルに構築できます。
今回は、改善事例に考察を加えたものを寄稿しましたが、マテハンを導入・更新することを前提として、正しい知識を得たうえで、考え方や方法を改善するきっかけにしていただきたいという想いをこめています。
目次
- はじめに:問題提起
- 在庫削減・改善に大切なこと
- 改善事例
- 発注の改善
- オペレーションの改善
- まとめ:課題と展望
業務をDX化で改善、生産性を上げたい方はご相談ください
弊社では、シンプルかつ効果的に在庫管理・生産管理システムを導入するご支援も行っています。
- 属人的なエクセル管理から脱却したい
- ベテランに頼る管理をやめたい
- 使いにくい現状のシステムを入れ替えたい
- システムを入れる前に業務改善を行いたい
といったお悩みを解決します。一歩を踏み出さないと、過去を引きずったままの未来しかありません。
お気軽にご相談ください。