在庫の現品管理基礎セミナーの研修講師を務めました(主催:大阪府工業協会・2022年8月実施)

在庫110番の在庫管理アドバイザーの岡本が、大阪府工業協会(設立1949年 会員数1222社 代表理事:黒田章裕(コクヨ株式会社))主催の

「在庫の現品管理基礎セミナー」の研修講師として登壇しました。

大阪府工業協会「現品管理基礎セミナー」研修講師

 

製造している製品や規模、担当者の職種を問わずに共通して知っておくと良い現品管理の基礎を凝縮。さらに棚卸の基礎と効率化、精度向上を実現するコツについて解説しました。

在庫管理というと、ITやシステム化というイメージが強いですが、ITやシステムが扱えるのは情報です。カタチのあるモノは扱えません。

どんなに高価やIT技術やシステムを導入したとしても、現品管理ができていないと宝の持ち腐れです。

実際に、システムをしっかりと使いこなしている会社は、現品管理もきちんとできています。

在庫の現品管理基礎研修内容

大阪府工業協会「現品管理基礎セミナー」研修内容

研修内容は4つのパートに分けて講義しました。

  1. 在庫管理のキモは現品管理
  2. 整理整頓が現品管理の第一歩
  3. 事例から学ぶ、モノの置き方・表示のしかた
  4. 実地棚卸の正確・迅速なやり方

在庫管理のキモは現品管理

  1. ITや在庫管理システムを使う以前に重要な現品管理
  2. 現品管理で目指すこと(お金をかけず、仕組みづくりに知恵を絞る)
  3. 現品管理に失敗すると何が起こるのか(よくある事例)
  4. 在庫の置き方のルールづくりから始めよう

整理整頓が現品管理の第一歩

  1. 『整理』の本当の意味とは
  2. 『整頓』の本当の意味とは
  3. 『整理』と『整頓』の違い

事例から学ぶ、モノの置き方・表示のしかた

  1. 定品・定位 ~置き場づくりの注意ポイント~
    ① 固定ロケーションとフリーロケーション
    ② ダブルビン法で簡単に数量管理
    ③ 誰でも見ればわかるモノの置き方、7つの原則
    ④ 表示は視認性・機能性・正確性が大事
    ⑤ 仮置きする場合の注意点
  2. 定量 ~いつも決まった量を配置するためには~
  3. 定色 ~ひと目で識別できる仕組みづくり~
    ① 表示に使う色のポイント
    ② 道路標識から学ぶ、色や形の持つイメージを活用する
  4. 決めたルールが次第に崩れてくる、どう対処し、どう予防するか?

実地棚卸の正確・迅速なやり方

  1. 実地棚卸の基本
    ① 在庫を現物とデータの両面から管理
    ② 実地棚卸の手順:事前準備 → 実施 → 棚卸票の集計・整理
  2. 前日までの準備のポイント ~棚卸は前準備が命~
  3. 実施当日の注意点
    ① ミスを防ぐマニュアル作成
    ② スムーズに棚卸を進める方法
  4. 棚卸票の集計・整理のやり方
  5. 棚卸後にやるべきこと

 

在庫管理セミナー、研修講師のご依頼、ご相談

在庫管理110番では、自社開催の在庫管理セミナーのほかに、5名様以上での個別開催を承っています。
講義後、セミナーの内容に関するご質問、自社の課題に関してグループ相談も可能です。

在庫管理について学びたいという方はお気軽にご相談ください。

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