商品評価損
商品評価損とは、商品の価値が低下したときに行われる
会計処理です。
棚卸減耗は、物理的な品質の問題の時に使われますが、
商品評価損は、在庫の品質自体には問題はないものの社
会的な価値がなくなった時に行います。
社会的な価値がなくなった時とは、流行が過ぎてしまい
売れる見込みがなくなってしまった場合のことです。
例えば、カレンダーや手帳は、年度が変わってしまうと
いくら新品でももう売れる見込みはありません。
衣類も季節と流行で流行り廃りが激しいので、商品の
価値がすぐになくなります。
このような商品は、在庫一掃と称して値下げを行い
売り尽くしを計るケースが多いのが特徴です。
特に顕著なのは衣類で、決まった時期に一斉にセールを
行い、在庫を処分しています。
商品評価損が起こる原因は、需要予測が実需よりも多い
発注の出し過ぎや製品の作りすぎが原因です。