売上は増えている、利益が出ているのに月末になってもなぜか現金が増えない。
その理由は、売上と入金の不一致からきています。安く仕入れるためにまとめ買いをしていませんか?
安く買ったほうがいい!という一点張りで言うことを聞かない担当者と一緒にシュミュレーションしてみてください。
まとめ買いが本当に会社にとってプラスなのかが分かります。
キャッシュフローが一目で分かるエクセルを無料で配布中です。
【無料】メールアドレスにダウンロードURLをお送りします
- 自社の現金が、何月に、いくら足りなくなるのか
- 売上が増えているのに現金が残らない、その原因がどこにあるのか
- 仕入のやり方や支払条件を変えると、手元の現金がどう変わるのか
こんなお悩みをお持ちの方へ
ひとつでも当てはまるなら、このエクセルがお役に立ちます。
- 決算は黒字なのに、資金繰りがいつも苦しい
- 売上が伸びた年ほど、お金が足りなくなる気がする
- 1つ当たりの原価をとにかく下げるためにまとめ買いしたほうが良いと思っている
- 在庫を減らせと言われるが、いくら減らせばいいのか分からない
- 銀行から「運転資金が増えている」と言われたが、理由を説明できない
- 来期の資金計画を立てたいが、何から手をつければいいか分からない
これらの原因はとてもシンプルです。すべて仕入と売上のお金が出入りするタイミングが原因で起きています。
感覚ではなく数字で確かめれば、あなたが打つべき手は自然に決まります。
ひとつでも当てはまるものがあった方へ
エクセルでシュミレーションできる5つのこと
商品名・単価・仕入数・販売数など、黄色いセルに自社の数字を入れるだけです。

入力した期間ぶんの現金の動きが、グラフと一緒に自動で表示されます。
1. 資金ショートする月が、事前に分かる
毎月の手元現金の残高がグラフで表示されます。

マイナスになる月が、何か月先に、いくら不足するのかが一目で分かるので、借入の相談や支払条件の交渉を、慌てる前に始められます。
2. 「売上が増えても現金が残らない」理由が、自分の数字で説明できる
売上の累計と、手元現金の累計が別々に表示されます。
売上が右肩上がりなのに現金が増えない様子を、金額で確認できます。
増えた売上が在庫と売掛金に変わっていく流れが、そのまま数字に出ます。
3. まとめ買いが得か損か、金額で判断できる
仕入数を変えるだけで、保管費・在庫金額・現金残高が同時に計算し直されます。
値引き額と、保管費+資金が寝るコストのどちらが大きいかを、感覚ではなく金額で比べられます。
4. 支払条件の交渉が、どれだけ効くか分かる
「支払い月数」と「入金月数」を入力するだけで、現金の動きが変わります。
回収サイトを1か月短くすると資金繰りがどれだけ楽になるか、交渉前に試算できます。
5. 在庫の効率を、3つの指標で確認できる
従来の売上と利益は、実際の入金・出金と連動していません。
また、計る方法もありません。
そこでシュミレーションエクセルには、3つの指標で在庫をどれだけ有効活用して効率良く稼いでいるかが分かるようにしました。
| 指標 | 何を表すか | 計算の考え方 | 良い方向 | 改善の打ち手 |
|---|---|---|---|---|
| 回転日数 | 在庫が売り切れるまでに何日かかるか。在庫が現金に戻る速さ | 平均在庫 ÷ 1日あたり販売数 | 短いほど良い(年間回転率=365÷回転日数) | 仕入ロットを小さくする/発注回数を増やす/売れない在庫を処分する |
| CCC(日) | 仕入代金を支払ってから売上代金を回収するまでの日数。この期間は会社が資金を立て替えています | 回転日数 + 回収サイト - 支払サイト | 短いほど良い(マイナスなら理想) | 回収サイトを短く交渉する/支払サイトを長く交渉する/在庫を減らす |
| GMROI | 在庫に投じた1円が、どれだけ粗利を稼いだか。在庫投資の収益性 | 粗利益額 ÷ 平均在庫高(原価) | 高いほど良い | 粗利率を上げる/回転を速くする/粗利が低く回転も遅い商品を絞る |
どれも在庫とお金の関係を測る指標で、同じシート上で比較できます。
5つとも、黄色いセルに数字を入れるだけで確認できます
まとめて、安く買うだけが良いとは言えない理由が分かる
私のお客様で、「担当者がとにかく原価を安くするためのまとめ買いを止めない」という課題を解決するために作りました。
このエクセルを使って、今のような「まとめ買い」を続けていると、いつまで経っても会社の現金が増えないことを見える化しました。
その後、この会社ではこのシュミレーションエクセルを使って、儲かる計画を事前に立てるようになりました。
担当者の「とにかく安くするまとめ買い」を止めることにも成功しました。
難しい会計の知識は要りません。理由はとてもシンプルです。
- 在庫は、現金が形を変えたものです。仕入れた瞬間、現金は商品に変わります。
- 形を変えた現金は、売れて代金が入金されるまで戻ってきません。しかも仕入代金の支払いは、入金より先に来ます。
- つまり、在庫の量と、支払い・入金のタイミングを月ごとに並べれば、現金がいつ足りなくなるかは計算できます。
損益計算書は原則発生主義なので、「売上が立った月」「仕入が発生した月」で利益を計算します。
一方、現金が動くのは、実際に振り込みがあった月です。この2つがズレているから、黒字なのに現金がないという状態が起こります。
このエクセルは、発生ベースの数字と、現金ベースの数字を別々の行に並べています。
だから、ズレがそのまま目に見えます。
キャッシュフローエクセルの使い方
ダウンロードできるエクセルには、3つのシートが入っています。
- キャッシュフロー計算:入力と計算、グラフ
- 使い方:入力セル一覧、行ごとの意味、指標の解説、「現金が残らない」原因の診断表
- 参考記事リンク集:専門用語をさらに詳しく知りたいときの解説ページ
使い方は4ステップです
手順1・2:条件・仕入数・販売数を入力する
入力するのは、黄色く塗られたセルだけです。
商品名・開始日・販売単価・仕入原価・ケース入数・保管単価・支払い月数・入金月数の8項目と、各月の仕入数・販売数を入れます。

ここで、販売計画が入れられない・・・ということもあると思います。
しかし、販売計画もないのに、仕入数を決めるのは危険だと思いませんか?
仮でも良いので、仕入数だけではなく、販売計画も入れてみましょう。
手順3:キャッシュフローグラフで現金が足りなくなる月を探す
数字を入れると、毎月の現金残高が自動でグラフになります。青色の部分がキャッシュフローです。
マイナスに沈んでいる期間が、資金の手当てが必要な時期です。

売上の累計と見比べてみてください。
売上が伸びているのに現金のグラフが沈んだままなら、増えた売上が在庫と売掛金に変わっているということです。
手順4:数字を変えて、打ち手を比べる
キャッシュフローをよくする一般的な方法は、以下の4つです。
- 仕入数を減らす
- まとめ買いをやめて小口発注にする
- 回収サイトを短くする
- 支払いサイトを長くする
どれが一番効くのかを、入力値を変えるだけで比較できます。
賢い担当者は、この4つの関係をよく理解しており、自社に有利に働くように交渉を進めます。
逆に何も考えていない担当者は、とにかく「粗利」を増やすためにまとめ買いに走りがちです。
在庫管理アドバイザーが考案しました
このエクセルは、在庫管理110番の在庫管理アドバイザー・岡本 茂靖(瀬戸内scm株式会社 代表)が考案しました。
- 製造業で生産計画・資材調達・生産管理を担当。在庫金額1,000万円、関連経費2,400万円の削減を実現
- 2015年に創業。中小企業を中心に、在庫管理と資金繰りの改善を支援
- 著書『経費15%削減在庫管理術【基礎知識編】』がAmazon 2部門(経営工学一般・中小企業経営)で1位を獲得
- 公益社団法人 大阪府工業協会をはじめ、各地の商工会議所・業界団体で研修講師を継続して担当
- ダイヤモンド社「しんきん経営情報」ほかへの寄稿多数
現場で実際に使われている考え方を、そのままエクセルに落とし込んでいます。講師・著書・寄稿の実績は、在庫管理アドバイザーの実績(講師・著書・寄稿等)でご確認いただけます。
エクセルが苦手でも簡単に使用できます
このエクセルは予め関数を埋め込んでいますので、黄色のセルに数字をうめるだけですぐに使えるようになっています。
- 完全無料です。費用は一切かかりません。
- エクセルがあればすぐ使えます。専用ソフトのインストールは不要です。
- 関数の知識は要りません。黄色いセルに数字を入れるだけです。
- 業種を問いません。仕入・在庫・販売のある事業であれば、製造業・卸売業・小売業・建設業など、どの業種でもお使いいただけます。
- 社内で自由にお使いいただけます。部門の会議資料や、銀行への説明資料としてもご活用ください。
在庫管理110番では、今回紹介したキャッシュフローのシュミレーションエクセルの他、在庫管理表・安全在庫の自動計算・棚札・バーコード作成フォーマットなど、10種類以上のエクセルフォーマットを無料で配布しています。
これらのダウンロード資料は、累計10,000件以上ご利用いただいています。
まずは一度、自社の数字を入れてみてください。思っていたのと違う月に、現金が足りなくなるかもしれません。
累計10,000件以上ご利用いただいている無料フォーマットのひとつです
用語や考え方をもっと詳しく知りたい方へ
このエクセルで使っている用語や考え方は、在庫管理110番の解説記事で詳しく説明しています。先に読んでいただいても、エクセルを使いながら読んでいただいてもかまいません。
| テーマ | 解説記事 | この記事でわかること |
|---|---|---|
| キャッシュフロー | 在庫管理のキャッシュフローを改善する3つの方法 | 売上が急増すると現金がなくなる理由と、改善策3つ |
| 黒字なのに現金がない | 過剰在庫で利益が増える仕組みとは? | 在庫を増やすと利益は増えるが現金は減る、という構造 |
| CCC | CCCの計算方法とキャッシュフローを改善する方法 | 仕入代金を払ってから回収するまでの日数の測り方 |
| CCCの目安 | 世界のキャッシュコンバージョンサイクル【業種別比較】 | 自社のCCCが長いのか短いのかを判断する基準 |
| 在庫回転率 | 在庫回転率の計算方法と向上のためのポイント | 在庫回転率の計算方法と、管理する3つのメリット |
| 在庫回転日数 | 在庫回転率が適正在庫の指標にお勧めの理由 | 在庫回転日数の読み方と、在庫を減らす具体策 |
| GMROI | GMROIの計算方法と目安 | GMROIの計算方法と、改善が必要かどうかの基準値 |
| GMROIと交叉比率 | 仕入業務・キャッシュフロー改善に役立つGMROI | GMROIと交叉比率の違いと、使い分けの考え方 |
| 保管費・在庫コスト | 在庫にかかるコストの種類と計算方法 | 保管費や在庫金利の計算方法。入力値を決めるときに |
| 適正在庫 | 適正在庫とは?考え方・計算・維持の方法|完全ガイド | 適正在庫を計算する9つの方法を1本にまとめた総合ガイド |
読むだけより、自社の数字を入れたほうが早く分かります
「自社用に作り変えてほしい」というご要望も承ります
配布しているエクセルは、1つの商品の現金の動きを見るための標準フォーマットです。実際に使っていただくと、こんな声をいただくことがあります。
- 複数の商品をまとめて、会社全体のキャッシュフローとして見たい
- 仕入先ごとに支払条件が違うので、条件別に計算できるようにしたい
- 自社の販売管理システムから出したデータを、そのまま貼り付けて使いたい
- 人件費や家賃などの固定費も含めて、資金繰り表として使いたい
- 社内の会議資料として使えるよう、グラフや様式を自社向けに整えたい
このような自社用へのカスタマイズのご相談も承っています。
まずはダウンロードして実際に触っていただき、「ここをこうしたい」が見えてきたタイミングでご相談ください。
自社専用で使いやすくしたい
数字が見えたら、次は「計画の立て方」です
このエクセルを使うと、現金が足りなくなる月が分かります。
ただ、大切なのは分かった後のアクション、「ではどう仕入れ、どう売るか」という計画そのものです。
仕入数と販売数の置き方ひとつで、現金の残り方は大きく変わります。
まとめ買いの値引きを取りにいくのか、小口発注で資金を手元に残すのか。この判断を体系的に学べるセミナーを開催しています。
ベテランバイヤーが教える!エクセルだけでできる仕入販売計画の考え方・作り方

特別なシステムは使わず、エクセルだけで仕入販売計画を立てる方法を学ぶセミナーです。
大手スーパーでバイヤー実務を行い、その後後任の教育を行っていた方が講師です。
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