【今期最終】第9次申請分(申請締切日12/22)受付中。

エクセル(Excel)でバーコード・QRコードを作成する方法【2022年版】

在庫管理アドバイザーの岡本です。

今回は、在庫管理の現場で使用される頻度が高くなっているバーコードとQRコードを無料で手軽に作成する方法を解説します。(解説に使ったエクセルのバージョンは2019 MSO (バージョン 2206) 64 ビット、オフィス365も同じです)

実はバーコード・QRコードは専用のソフトが無くても皆さんのパソコンに入っているエクセルで作成できます。

最後に、バーコード・QRコードを導入すればどんなことが効率化できるのか?ということも簡単に解説します。

エクセルに「開発」タブを表示する

エクセルのタブには標準で「開発」というタブが表示されていません。(既に表示されている場合は、飛ばして次に進んでください)

なお、1回設定すれば、次回からは表示されるので毎回設定しなくても大丈夫です。

 

まずはエクセルの「開発」タブを表示させます。

 

1.エクセル起動後、「ファイル」タブをクリックします。

バーコード記事画像1

2.左下にある「オプション」をクリックします。

3.「リボンのユーザー設定」をクリックし、「メインタブ」の中に、「開発」がありますのでチェックを入れます。

これで、エクセルのタブの中に「開発」が表示されるようになります。

 

 

エクセルシートにバーコードを貼り付ける

「開発」タブを選択して、「挿入」から一番右下にある「コントロールの選択」をクリックします。

コントロール選択ウィンドウが表示されます。表示されているコントロールの中から、「Microsoft BarCode Control 16.0」を選択し「OK」をクリックします。

※今回使用したエクセルの場合は、16.0でしたが、使用しているエクセルのバージョンにより異なる場合があります)

選択すると、マウスカーソルが「+」に変わりますので、シート上にバーコードを貼り付けたい場所へドラッグします。

(バーコードを貼り付けたい場所が決まっていない場合は、とりあえず大きく表示してみてください)

 

表示すると下の画面のような「Sample」と大きく書かれたバーコードが出来上がります。

これで、バーコードを作成することができます。

これでまだ完成ではありません。

  1. 使用したいバーコードの種類
  2. バーコードに埋め込む情報を設定します

 

バーコード種類を設定する

 

先にバーコードの種類について説明します。

実は、バーコードには100種類程存在します。ここでは、代表的なバーコードを比較表でご紹介します。

最も身近なのは、普通に売られている商品にあるJANコードと呼ばれているバーコードです。

JANコード

なお、JANコードは、作成は可能ですが商品に貼り付けたりして流通目的では使用できません。なぜなら、世界共通で使われているため、他の商品が同じバーコードになる危険性があるからです。 商品を一つに特定できるように、唯一のコードである必要があります。

JANコードは一般財団法人流通システム開発センターに申請しなければ一般使用はできません。

JANコードのように、バーコードの種類によっては業界等で共通して使われているものは、団体等が一括で管理をしている場合があります。勝手に使用できない可能性がありますので注意しましょう。

このほかにもいろいろなものがあるので、代表的なものを比較表でご紹介します。

 

バーコード種類の選択方法

バーコードの種類の選択の仕方の基準としては、商品(部品)番号やロット番号の体系に合わせて選びます。

例えば、自社の商品番号が、

  • 1234567890:10桁で数字のみ・・・NW-7、CODE39、CODE128が使用可能
  • ABCD1234567890:14桁でアルファベット大文字と数字が混在している場合・・・ CODE39、CODE128が使用可能
  • AbCd1234567890:14桁でアルファベット大文字と小文字、数字が混在している場合・・・CODE128が使用可能

 

仮に業界で使われているバーコードが決まっているものがあれば合わせた方が良いです。(例:流通、小売業であればJANコードを使用する等)

製造業や卸売業等比較的自由に番号が決められる場合は、CODE39やCODE128にしておくのが無難です。

(もし、NW-7を選んでしまうと、数字しか使えなくなってしまいます。)

 

エクセルでのバーコード種類の設定方法

使用するバーコードの種類を決めたら、先ほどシートに貼り付けたバーコード右クリックし「Microsoft BarCode Control 16.0のオブジェクト」からプロパティをクリックします。

「MICROSOFT BARCODE CONTROL 16.0のプロパティ」の一番上に「スタイル」という項目があり、作成したいバーコードの種類を選択し「OK」をクリックします。

バーコードに埋め込む情報(入力値)を設定する

次に、バーコードに埋め込む情報(コード:入力値)を設定します。

ここで埋め込んだ情報がバーコードとして表示され、バーコードリーダー等で読み取ることができるようになります。

 

先ほど貼り付けたバーコードを右クリックして、「プロパティ」を開きます。

「value」プロパティにバーコードの数値を入力します。

(下の図の例では、下から3番目に「value」があります。)

今回、「1234567890123」とコードを設定しました。

これでバーコードの画像が完成です。バーコードスキャナやスマホのバーコード読み取りアプリなどで正しく読み取れるか確認してみてください。

正しく読み取れると、「1234567890123」が画面に表示されるはずです。

QRコードを作成する

バーコードと同じ方法でQRコードも作成できます。バーコード右クリックし「Microsoft BarCode Control 16.0のオブジェクト」からプロパティをクリックします。

「MICROSOFT BARCODE CONTROL 16.0のプロパティ」の一番上に「スタイル」という項目があります。

その中から、「QRコード」を選択して「OK」をクリックします。

QRコードに埋め込む情報の設定方法は、

QRコードを作成する場合は、「4.バーコード埋め込む情報(入力値)を設定する」と全く同じです。

下のQRコードを読みこむと、「1234567890123」が表示されます。

バーコードフォントをインストールしてエクセルで作成する

先ほど紹介した方法では、一つ一つバーコードを作成する場合に有用な手段ではありますが、多量にバーコードを作成するには時間が掛かってしまいます。

そこでバーコード用のフォントをダウンロードして、セル内にバーコードを表示することも可能です。

(下の画面はCODE39フォントをインストールしてバーコードを表示しております)

当方では在庫管理の実務に於いて、このバーコードフォントを利用した棚卸リストを作成致しました。手打ちで結果を打ち込むより格段に効率をアップすることが出来るようになりました。

 

CODE39のバーコードフォントを無料で配布しています。下記よりダウンロードしてください。

 

※使用については自己責任でお願いします。

エクセルを使って必要な情報を盛り込んだ自由にバーコード・QRコード付きの棚札、リストを作成

クラウドシステムなどでバーコードやQRコードを生成できる機能を持っているものもあります。

しかし、札にコード以外に必要な情報を盛り込めなかったり、サイズが制限されたりと、意外と歯がゆい思いをすることがあります。

エクセルで作成すれば、自由なレイアウトで、必要な情報を盛り込めます。

エクセルで作成したバーコードを活用した棚札やリスト

例えば、棚札や荷札、リスト、発注書なども自由に作成できます。

また、ラベルシールなどを使えば、自社オリジナルラベルも作成可能です。(参考:ラベルシール

在庫管理にバーコード・QRコードの導入で解決できる課題事例と導入メリット

バーコード・QRコード管理の導入で解決した課題事例と導入メリットを2つ紹介いたします。

事例1:繁忙な為、事務所での入出庫履歴登録が疎かになってしまう

【状況】

在庫管理の現場では入庫や出庫作業が頻繁に行われ、その履歴を在庫管理システムに記録していきます。しかし、パソコンのある事務所と現場の往復が発生することから、その記録作業がおろそかになってしまうことが頻繁に発生しておりました。

作業を終えてから入力作業を開始することは、在庫量の反映にもタイムラグが生じ、在庫量以上の受注を受けてしまう、反対に在庫が無いと判断して受注を逃してしまう可能性も出てきてしまいます。

【バーコード・QRコード導入後のメリット】

バーコードを読み込む方法であれば、入出庫の作業現場で作業員に負荷なく正確でスピーディなデータ入力が可能となります。また入出庫作業だけに留まらず、棚卸し作業においても現品を確認しながら結果を登録することが出来ることから効率的に進めることも可能です。

事例2:登録用のパソコンが1台しか無く、登録に時間が掛かる

【状況】

入出庫状況を、現場にある登録用の一台のパソコンからそれぞれの担当分を入力していた。このことから、作業員毎に順番に入力する必要があり作業員の待ち時間が発生、さらに全員の入力が終わるまで入庫状況を確認することができない状況でありました。

【バーコード・QRコードの導入後のメリット】

そこで入庫・出庫作業者にハンディターミナルを用意し、入出庫伝票に印刷したバーコードを読み取ることで、その場で商品の確認と入力作業が終わるようにしました。ハンディターミナルでバーコードを読み取る方法であれば、パソコンが一台しかなくても同時にシステムへの入力が可能になり、入庫状況をリアルタイムに把握することもできます。

バーコード・QRコードを在庫管理で活用するための読み取り機器

実際にバーコードやQRコードを在庫管理で活用する為には読み取る機器が必要です。

代表的な機器をご紹介します。

  • バーコードリーダー(スーパーのレジにあるようなもの、バーコードやQRコードの読み取りができるだけ。)
  • ハンディターミナル(画面があり、読み取り内容の表示や入力ができる)
  • スマートフォン(スマートフォンをハンディーターミナルの代わりにすることも可能)

があります。

バーコード・QRコードを読み取る機器を準備する他にも、読み取ったバーコードに商品名を書き込むプログラムや、バーコードの作成を行う必要があります。

バーコードリーダーの選び方

バーコードリーダーには商品によりそれぞれ特徴があります。在庫管理で使用する際の環境やバーコードの種類により選び方が変わってきますので、良く検討し選択する必要があります。

どのバーコードリーダーを選べば良いのか、お困りの場合には、弊社の在庫管理無料相談までお問い合わせください。在庫管理の実情ヒアリングさせて頂き、おすすめのバーコードリーダーをご案内いたします。

QRコードを読み取りたい時の注意点

リーダーの中には、バーコードしか読めないものもあります。QRコードを読み取ろうと思って、読み取り機を買ったのに読み取れない・・・

という事が無いようにしてください。

「2次元コード(QR code対応」というものを選択してください。(ちなみにバーコードは「一次元コード」)と言います。

大抵の場合は、「2次元コード対応!」と表示してあるので、仕様を見なくても分かりますが、何も書いていない場合は

読み取り機の仕様の中の「読取可能コード」をご覧ください。

QRコード読み取りの対応を確認する

どうしてもわからない場合は、お問合せしてください。

ちなみに、2次元コード(QRコード)対応のものは、ほぼ間違いなく1次元コード(バーコード)にも対応していますのでご安心ください。

また、2次元コード(QRコード)対応の読み取り機の価格は、1次元コード(バーコード)のみ対応しているものよりも数千円高価です。

QRコードとバーコードに迷ったらQRコードを採用した方が良い

バーコードとQRコード、どちらを選んだらよいか、迷いませんか?

結論から言うと、特に制約が無ければQRコードを選んだ方が良いです。

なぜなら、QRコードはバーコードの弱点を克服するために開発されたものだからです。

荷札や部品棚に貼る棚札などに印刷する場合も、QRコードの方がコンパクトに収めることができるので、札のサイズや表示したい情報のレイアウトがやりやすくなります。

バーコードのデメリット

  1. 桁数が長くなればなるほど、コード自体が長くなり印字スペースが必要になる
  2. コードが一部でも汚れやカスれがあると読み取れなくなる場合がある
  3. バーコードは鮮明な印字が必要で、プリンタの性能が低い(解像度が小さい)、小さいサイズの印刷だと読み取れないバーコードになることがある
  4. 埋め込める情報量は英語、数字、記号に限られる

QRコードは、バーコードの持つこれらのデメリットを全て克服できます。

QRコードのメリット

  1. 桁数が長くなっても、QRコード自体のサイズを小さく維持できる(データが2次元(タテ・ヨコ)で保存されるので)
  2. コードが一部汚れたり、かすれたりしても読み取れる場合が多い
  3. プリンタの性能が低くても比較的読み取れるQRコードを作成できる
  4. バーコードの100倍以上の情報を埋め込める(例えば、スマホで読み取るURL等の大きな情報でも作成可能です)

また、QRコードはほとんどのスマートフォンの標準カメラで読み取り可能ですが、バーコードは読み取れません。

(専用アプリをインストールすれば、カメラでバーコード読み取り可能になります)

エクセルで作成したバーコードは読み取れないことがある

エクセルで作成したバーコードが読み取れないことがあります。

その原因は主に3つあります。

  1. 作成したバーコード自体に問題がある
  2. バーコードが小さすぎる
  3. 読み取り機の性能

作成したバーコード自体に問題がある

バーコードは、「見た目」がバーコードらくしくなっているだけではいけません。

バーコード自体が備えていなければいけない要素とルールがあります。

バーコードの要素とルール

 

バーコードの要素は、黒いバー(細い・太い)とスペース(狭い・広い)の組み合わせだけではなく、バーコード前後の余白とバーコードの高さがあります。

それぞれに次のような条件があります。

  • バーコード前後の余白(クワイエットゾーン):細いバーの10倍以上必要。
  • バーコードの高さ:バーコードの長さ(余白を含む)の15%以上必要。

バーコードの種類によって多少の違いはありますが、もし作成したバーコードが読み取れない場合は、上記を目安として作成してみると良いでしょう。

バーコードが小さすぎる

バーコードは先ほどの要素とルールを整えたものであったとしても印刷したバーコードが小さすぎると、黒いバーとスペースの幅が不明瞭になり、

読み取り機で認識できなくなります。こうなってしまう原因は、プリンタの性能によるところが大きいです。

私も実験してみましたが、家庭用のインクジェットプリンタで作成したバーコードは読み取れないことが多いようです。

これを回避するために、一番良いのはバーコードの印刷サイズを大きくすることです。

しかし、貼付け面の制約によって、どうしても小さなバーコードにしたい場合は、バーコード専用のプリンタ「バーコードプリンタ」を用意するのが良いです。

バーコードプリンタには様々なタイプがあります。

  • 機材のタイプ:据え置き型、ハンディ型(ハンディタイプの場合は、防じん、防水などもある)
  • 印刷方式:感熱式、インクジェット式
  • 印刷用紙:専用紙、普通紙、その他素材

どこで使うか、どのようなものに印字するかなどによって、自社に適切なものを選択しましょう。

在庫管理110番では、使用環境、印刷面にあったバーコードプリンタの選定をご提案できます。

読み取り機の性能

バーコードリーダーやハンディターミナルのバーコードの読み取り性能(デコード性能)に差があります。

デコード性能が低いと、

  • 誤読(読み取ったデータを別の物と認識してしまう)
  • 読み取りにくい
  • 読めない

という事が起こります。

バーコードリーダーはバーコードを読み取った後、機器内で正しい状態に戻す「バーコード補正」を行っています。

例えば、次のような場合、バーコード補正をリーダーの中で行っています。

補正(デコード)が必要なバーコード

  • 傾き
  • 薄い
  • 欠け
  • にじみ
  • 汚れ

上記のような状態のバーコードの場合、リーダーがバーコード補正で処理していますが、処理能力の問題で、

  • 読み取れるバーコードが限定されてしまう(補正条件が厳しい)
  • 読み取ったバーコードが違う値になってしまう(補正条件が緩い)

といった事が起こります。

 

この問題には私も実務の中で経験したことがあります。

会社の棚卸で複数機種のバーコードリーダーを用意して、その中の一部で読み取りができるかどうかをテストし、読み取れたため

テスト終了としました。しかし、当日になって印字が薄いバーコードが読み取れないリーダーがたくさんあることが分かり、作業が一時ストップ。

調べてみると、私がテストしたものと違う機種で問題が発生していることが発覚。慌てて、その機種を棚卸当日の使用から外したことです。

読み取りできないQRコード

QRコードも読み取れない場合があります。

  1. QRコードが小さすぎる
  2. QRコードの上に画像などがあり、大半が隠れている(バーコードの欠け、汚れに相当)

しかし、バーコードに比べると欠けや汚れにも強いです。

家庭用インクジェットプリンタで、様々な大きさのQRコードを作って、読み取り可能かどうかを確かめましたが、明らかにバーコードよりも許容範囲は広かったです。

印刷精度もバーコードより粗めでも大丈夫ということでしょう。

ということは、ラベルプリンタのような専用印刷機でなくても、オフィスの複合機や家庭用のインクジェットプリンタでも作成可能という事です。

在庫管理の無料相談実施中です

バーコードやQRコードを使って、在庫管理の効率化をしたい、ミスなく誰でもできる在庫管理の仕組みを作りたい、、、

その他、在庫管理に関するご相談であれば、なんでもお気軽にお問い合わせください。

 

 

【無料】在庫管理個別相談受付中

 

 

併せて読みたい!Excel関連記事はこちら

https://shikumika.com/%e3%83%90%e3%83%bc%e3%82%b3%e3%83%bc%e3%83%89%e3%81%ae%e6%b4%bb%e7%94%a8/

https://shikumika.com/column/%e5%9c%a8%e5%ba%ab%e7%ae%a1%e7%90%86%e8%a1%a8/

https://shikumika.com/column/%e5%9c%a8%e5%ba%ab%e7%ae%a1%e7%90%86%e3%81%a7%e5%bd%b9%e7%ab%8b%e3%81%a4%e3%82%a8%e3%82%af%e3%82%bb%e3%83%ab%e9%96%a2%e6%95%b0/

https://shikumika.com/column/%e9%81%a9%e6%ad%a3%e5%9c%a8%e5%ba%ab%e7%99%ba%e6%b3%a8%e8%a1%a8/

https://shikumika.com/column/%e5%9c%a8%e5%ba%ab%e7%ae%a1%e7%90%86%e3%81%ab%e3%82%a8%e3%82%af%e3%82%bb%e3%83%ab%e3%82%92%e6%b4%bb%e7%94%a8%e3%81%99%e3%82%8b/